授業研究

ドタバタの授業研究直前週

いろいろありましたが、明日からようやく今年の授業研究が開幕します。

 
 
今週は、この授業研究を控える先生方の指導案の最終チェックと発表校へ当日の流れの確認に足を運んでいました。
 
直前になって、指導案や観察シートを印刷する費用を自己負担するのは、嫌だと言われてしまい、どうしたもんかと困っていましたが、その後他の校長とも話し合い、
指導案はパイロット校が、観察シートは観察者が用意するということでとりあえずまとまりました。
 
また、他にもいろいろと直前になって発表校の先生から不満の声が出てきたりと、やっぱり一筋縄ではいかないなぁと実感。
でも、元をたどれば自分に落ち度があって、もっと綿密な計画があったらこうはなってなかったよなぁと、反省。
 
 
しかし、それでも発表控えた先生は1人として、指導案を用意してこなかった人はおらず、そんな先生方のやる気に私も救われました。
 
 
指導案のチェックでは、とてもいい感じにかけている人もいれば、全くちんぷんかんぷんな書き方をしている人も。
 
そのときに、どのようにアドバイスしたらいいのかというのが結構難しくて、自分も勉強の毎日でした。
 
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また、今週はこれと同時に観察者として参加する先生方への研修会も行いました。
 
今回これを行なったのは、去年みた授業研究での観察者の姿勢がもったいないなぁと思うことが多かったから。
 
ただ座っているだけ、
事後検討会では全く話が盛り上がらない、
なんか空気が悪い、などなど。
 
授業研究は授業者だけが学ぶものではなく、観察者にとっても学びのチャンスの場。
 
今年の授業研究を成功させるために、観察者の目態度というものを一緒に考えたかったのです。
 
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まずは、全体へ授業研究意義をカウンターパート説明。

 
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日本の授業研究についてのビデオを見る。

 
 
私から観察シートを見ながらどのように授業を観察するのかという説明をした後に、実践!
 
私のカウンターパートによる模擬授業を先生たちが実際に観察し、その後事後検討会まで体験してもらいました。
参加者はくじ引きで子ども役と、観察者役を決め、授業スタート。
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去年は、観察シートもあまり有効活用されておらず、白紙のままの先生が多く見られましたので、今年は「空白は全部埋めて、授業者に提出」というスタイルに。
 
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全員ではありませんでしたが、こんな感じにびっしりと埋める先生も何人か。

 
 
この観察シートをもとに、この後事後検討会へ。
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昨年より今年はひと教室の観察者の数を減らしています。
それは、この事後検討会でより一人一人が参加しやすいようにという理由もひとつに。
 
研修会では、3、4人一組で話し合いを進めてもらいました。
 
観察するポイントにそって、みなさん絶え間なく話し合いを続けていました。
 
 
私はいつも、理論や説明だけでなく、実際に体感してもらうことがグアテマラの先生には伝わりやすいと考えています。
 
なので、今回もこのように本当の授業観察の前に、研修会の場で観察者として、授業観察、事後検討会での話し合いも体感してもらいました
 
 
観察者用の研修会は正直なくても、授業研究自体はできますが、この研修で観察者としての態度も少しはイメージをもちやすくなったようで、私としてはやりがいのある研修会になったと思います。
 
残念なのは、突然の労働組合の集会で、5校の先生へこの研修会つぶれてしまったことと、一校校長先生が忘れてて、そこの先生たちが参加しなかったこと。
予定通りに進められないことは常にある。
完璧を求めがちの私には、100%の準備をしきれなかったのは、悔しいけれど、いつでも完璧はないし、完璧さを求めるよりも、できる範囲でという姿勢で物事を進めていくのも今の私には学ばなければいけないことなんだろうね。
 
 
 
なにはともあれ、明日からパイロット校で他校の先生を招いての授業研究スタートです。
 
先生たち、ファイト!
 
 
そろそろ寝るかと思った頃の22:30、ケータイが鳴る。
 
教育学区長からだ。
「さき、明日は授業研究何時から?」
 
と。
 
いつもはなかなか教育学区長からの理解と協力を得るのに苦労している状況の中、期待は薄かった教育長の参加が期待できそう!
 
よっしゃ、きっと明日はいい日になる!