1年生の授業。
事後検討会では、昨年12月の国内研修でほかのボランティアといろんな議論を重ねた中で生み出した方法を初めて実践の場で行ってみる。
時間がかぶらない午後校に勤務する委員会メンバーの先生に応援を頼み、ファシリテーターをしてもらいました。
全体会にて、各教室での学びを共有。
1年生の子どもに対してどのように学習環境をつくるか、そのための具体的な手段は?
教師のワンマンショーではなく、子どもがもっと参加できる授業にするためには、どんな工夫がひつようか?
などと、どの教師も抱える疑問、問題についてみんなのさまざまな意見を聞き合うことで、非常に勉強になる時間でした。
それにしても、ファシリテーター役を務めてくれたカウンターパートと頼れる委員会の女性教員メンバーのおかげで、私が授業で注意してほしいと思っているところをうまく取り上げて検討会を進めてくれるので、とても心強かったです。
また、私立の先生は、全体的に新しいことを学ぼうをする意欲がある方が多く、初めてのこの授業研究にもかかわらず、堂々と授業をしてくださり、さらにいろんな助言も熱心に聞く態度があります。
そんな彼らの態度に私も心を打たれ、私にもっとなにかやれることがあるんじゃないか?と思い、
その場で、明日もう一度この学校に来て、私に授業をやらせてほしいとお願いしました。
5年生の先生は、とてもいい先生ですが、子どもがほどんど聞いているだけの授業で非常にもったいない。
その点は今日も議論に出たのですが、言葉ではなく、目で体でどういうことか感じてほしくって、私の授業を通してそれを感じてもらいたくなったのです。
昨日まで、
「やる気が出ない・・・。」
と事務所でダラダラしていた自分が、
いきなり、「授業をやらせてくれ!」
と言い出すもんだから、自分もびっくりだ。
さらに、もうどうせ消えていくんだと思っていた授業研究。
今日の私立学校の取り組みをみて、やっぱり意思がある学校だけでも継続してやっていける道をつくってみる努力をしよう。
そう思いました。
校長先生一人一人に聞いて、もし学校単位で校内授業研究をやることに興味がある学校がいたら、私がいる一か月の間に、下準備まではできるはず。
早く日本に帰りたい。
そうぼやいていた自分ですが、急に「時間が足りない!」と思いました。
そう、ようやくスイッチオンした!
任地にいられるのは残り1か月を切りましたが、最後までかけぬけてみよう。
そんな風に思うことがで
きた、大切な今日一日でした。
午後校の学校の母の日の行事に参加。
子どもをもつってどんな感情が心に宿るんだろう?と考えたりしながら見ていると、子どもの表情一つ一つに感動。
あと1カ月、よろしくお願いします。
私の大好きなサンティアゴアティトラン。