派遣前訓練

「愛」から?「恐れ」から?

今日は、昨日とはうってかわって、とっても元気に過ごした1日でした。

というのも、朝から心があったまることがあったから。

そもそも昨日の、気分が下がったのには、きっかけがありまして。

ここでは朝、外に集まり班長が人員確認し、日直に報告することになっています。
集いが6:30からなので、それまでには報告完了せねばなりません。
もし、そこで寝坊など、人員確認できない場合は、150名もの隊員が一人の人のために、ずっと待ち続けます。
そのため、入所当初はみんな10分前くらいには大体の人が集まり、5分前には点呼完了っていう状態ができていたんですが、訓練も後半となり、だいぶ慣れてきた結果、最近みんなの集まりがだいぶ遅くなってきていました。

そして、昨日はついに3分前でもかなりの人がおらず、報告しなければならないこちら側としては、内心イライラ…

結局、うちの班が揃ったのは6:30の30秒前。
しかも、ギリギリ滑り込みセーフが3、4人も。

あと一歩で全体に迷惑がかかっていた。
このままズルズルいかせるわけにはいかん!って思って、

遅れてきた男性陣に向かって、

「遅すぎ。最低でも5分前には来て。」

って冷たい顔して言い放った私。

言い終わったあとに、

(しまったー。またやってしまった…。)
と心の声。

完全に自分の感情で言った。

いつもこうだった。
できない生徒を前に、向こうの言い分も聞かずに、自分のイライラをぶつけるために言い放つトゲトゲしい言葉。
こうやって威嚇(?)で人を動かしてもダメなんだって、学んだはずなのに。
そういう自分を変えていこうとしていたはずなのにも結局何も変わっていない。

もっと向こうの思いを聞いてから言ってもよかったなー
笑顔を交えて言ってもよかったなー
冗談っぽく言ってもよかったかなー
きつい女だと思われたよなー
壁つくっちゃったよなー
とかとか…

まわりからしたら些細なことだったかもしれないけれど、自分にとっては、すごく後悔して、悩んでしまった出来事。

そんな1日のスタートということもあり、昨日は1日ダメだった。

そして迎えた今日。

私は、違う意味でやられました。

昨日滑り込みセーフした男性陣がなんと列の一番前に並んで、みんなを待っている。

私は思わず、
「うおー!今日は早いじゃん!頑張ったね!!」
というと、

「ほめられたくってがんばりました!」

と、中学生のようにはにかみながら言うおっきなおっきな男の子たち。

私は、負けた

と思った。

私の予想では、私に怒られるのが嫌で(つまり恐れから)早くきたんだと思った。

でも、彼らは冗談なのかもしれないけど、ほめられたくって来たって。

これは優しさから(つまり愛から)動いた行動でしょ!

私は、怒りでぶつけた言葉だったのに、愛で仕返しされ、敗北と人の温かさを感じました。
昨日、あれだけ悩んだ結果がこれだったので、私はうれしくてうれしくて、ありがとうって心の中で叫びました。

人の行動は「愛」か「恐れ」から選択される。

脅して、怖がらせれば人は動く、簡単に。
だから、動かすだけなら簡単なことです。
こっちが怖い存在になればなるほど、それはより簡単になっていく。

その結果、人に怒ったことなんてほとんどなかった私は、学校に勤めてから鬼になりました。すごく怒りっぽくなりました。自分を強く見せようとした結果でした。

でも、最後に子どもが教えてくれたのは、本当に人が変わるのは脅しでも威嚇でも恐怖でもなく、「愛」なんだと。
本当にあなたのことが好きなんだ。って伝える。
本気で伝える。

それこそが人を動かす。

自分も怖いものがいっぱいある。今もある。
でも、できるだけ、自分の行動は恐れではなく愛からつくられるものでありたいと思う。

今日は、そのことを再確認でき、とてもいい日でした。

夜の班会議で素直に
「昨日はきつい言葉をいってすみませんでした。でも、今日はみんながとっても協力的で助かったし、うれしかったです。ありがとう。」
って言いました。

男性陣からは、
「実は昨日夜、男性陣で反省会したんです。久々に怒られて、昔の先生を思い出しました。」
って。

みんなが爆笑する中、

ごめん!そしてありがとう!

と私も心で言いながら笑っていました。

みんなの優しさが胸にしみますね。
こんな不器用な私ですが、残りの日々もよろしくお願いします。

夜は、女子組でシニアの方からいただいたパックでパックパーティをしました。

日々、居心地がよくなるここの場所。
そんな日々もどんどん終わりに近づいています。

今しかできないこと、思いっきりやって、
今しか感じられないことを、体と心いっぱい感じていきたいと思います!