ここのところ晴れが続いていたけれど今日は雨が降りました。
でも、私の心は昨日より晴れ模様でしたよ。
不安もあるし、自信もないけど、とりあえず目の前のやれることに力を注ぐしかないのですよね。
記録しておきたいことはいろいろあるのですが、ブログを書くことが追いついていません。
今日はとりあえず簡単にARME(校内相互算数勉強会)第3回目の校長勉強会について。
前回、先生方から要望をうけたことにより、今回から午前校の先生と午後校の先生とで時間帯をわけ、2回にわたって勉強会をすることにしました。
校長先生に宿題にしていた今回のプリントは、グアテマラの先生がもっとも苦手とする「図形」の問題。
ARME6
角度、図形の面積
内容は、教員学力テストでかなり先生たちがつまずいていた場所だったので、校長先生がどれだけ今回理解して、各学校に持ち帰られるかが、勝負でした。
案の定、「難しかったー」「さっぱりわからない」といって、やって来た校長先生たち。
いつもなら、45分くらい各グループで教え合う時間を取ったあと、大多数のつまずきが見られたところのみ私が解説という方法できましたが、今回に限っては、グループの誰もがわからず、助け合いが成り立たないということから、
「もう、はじめから全部サキに説明してほしい!」
との声。
そういうわけで今回は、10分ほどのグループ活動のあと、1時間ほどかけて、私が内容を解説しました。
内容は、前回の学年別研修会(校長先生は参加していない)で扱った内容だったので、慣れたものでしたが、なんせ限られた時間で全ての問題を解説しろというリクエストだったので、大急ぎでした。
でも、校長先生がたはとても熱心に私の解説を聞き、中には解説を始終ビデオに収める先生も。
このあと各学校で自分が指導しなければならないので、みなさん真剣です。
午前も午後も時間がオーバーしてしまって(まぁ、そもそも時間通りに始められないからなんだけど)、私が途中で終わろうとしていたら、
「いいよ、最後までやっちゃってよ!」
と、開始時間にはルーズで、終了時間には厳密なグアテマラ人の彼らでも、勤務時間外まで教えてくれと訴えてくる。
こんな彼らに応えない訳はなく、午前も午後も時間を30分オーバーして、この3回目の校長勉強会を終了しました。
この「図形」に関していうと、先生方は自分たちが子どものときも、先生から教わっていない人が多いので、そもそも角度って何?面積って何?ってレベルからスタートしています。
そこに私は容赦なく知識を注入しようとしているので、ちょっと難しすぎるかなぁ?と自問することもありますが、今回の校長先生の態度を見て、今後のARMEもおもしろくなりそうだと思っています。
一方で、2週間に一度のARME勉強会に割く期間がないと嘆いている学校も。
最近提出期限を守らない学校が増えてきていて、その度に私がメールでプレッシャーかけるんですが、それがどうも校長先生が方にストレスを与えているようで、(特にパイロット校)「こっちの状況もわかってほしい。」と言われました。
確かに、今算数のことだけじゃなくって、いろんなアクティビティで校長先生はてんやわんや。
そこに私がARMEやら、授業研究やらでいろんな仕事をお願いするもんだから、校長先生方もいっぱいいっぱいに。
ARMEの活動は、それなりに効果もあって、とても意味のある活動であることは、どの先生も納得しているんですが、やはり今後も持続できる形で進めていかないと、後に続かない活動になってしまいます。
私としても今後続けるとしたら、もう少し各学校の状況も理解していく必要があるなぁと考えているところです。
今は、ちょっとふんばりどころですが、校長先生のあの真剣な様子から彼らの力を信じて、今後のサンティアゴの算数教育の向上に希望をもってやっていきたいと思います!