こんにちは。
バッタバタの一週間が終わりました。
金曜日、ようやく今年の授業研究がスタートしました。
本当ならもっと早い段階ではじめる予定でしたが、いろいろと調整がつけられずこの時期に。
しかし、何はともあれ、スタート切った授業研究2017。
今年は、5校のパイロット校が発表校として授業研究を他校の先生を招いて行います。
今月に低学年、来月は高学年と2日間に分けて行います。
スタートをきったのは、市内で一番大きい学校。
ここはクラスが多すぎるので、3日間にわけて。
1年生、4クラス
2年生、3クラス
計7クラスが同時に授業を行いました。
私が再三お願いしたことが届いたのか、ほとんどの観察者の先生は、時間を守って到着。ありがたい!
10:30 〜 10:45 四則計算強化活動
まずは、どのクラスも授業を始める前に、4月からパイロット校で導入したマス計算活動を他校の先生の前で行う。
10:45 〜 11:30 授業
観察者の先生には、「授業者だけでなく、子どもの様子もよく見るように」と研修会でお伝えしたように、座って見ているだけでなく、子どもの活動に注目する姿が見られました。
私が校内授業研究で紹介した、かけ算ペア練習を授業の中で採用している先生方もいました。
今年は、小規模での検討会。
全員参加の検討会が見受けられました。。
観察者の中には、はじめに行った四則計算強化活動に興味を持ち、私がパイロット校へ配布した資料を観察者の先生へ共有している先生もいました。
7クラスをぐるぐるまわっていたので、1つの話し合いをじっくり聴くことができませんでしたが、話し合いの雰囲気や先生方の表情を見ていて、建設的な時間になっていたのではないかと思いました。
本来は、1時間検討会の時間を取ることになっていたんですか、12時ごろにもう話し合い終わったといって、勝手に解散する先生方…笑。
そんなわけで時間が浮いたので、最後にパイロット校の先生を集めて、感想を聞いてみる。
「黒板を使う順序を組み立てることの大切さがわかった」
「まだ足りないところがあった」
とても清々しい顔をしていた先生たち。
中には、いや、ほとんどの先生がはじめは嫌々やらされるという態度でこの授業研究の準備をしていたと思います。
でも、やり終えた後の先生方の顔から見える達成感。
どの先生も授業研究を通して、以前より自信をつけたように見えます。
これが一番嬉しかった。
実際に授業研究やって、現地に先生がそこから学ぶものがあると肌で感じてくれたら、きっと私が去った後も、この授業研究は続いていって、ボランティアなしで改善し続けるシステムができていく。
その一歩として、授業者がやってよかった、学びがあったという授業研究にしたいと思っていたので、そのような雰囲気がうかがえたことが私は嬉しかったです。
しかし、細かいことを言えば、まだまだ課題だらけだ。
黒板の使い方は、目に見えて変化がありますが、内容を見てみると、結局子どもが考える授業ができていなかったり、先生だけが頑張る授業になってしまったり。
また、今回だけ張り切って準備していた先生は、次の授業からはまたいつも通り、準備なしの授業をやりだす可能性は大いにある。
でも、私自身がグアテマラでの授業研究を体験していく中で、この活動が確かに先生方にとって、起爆剤になっていて、自分の指導法を見つめなおす機会になっていることは確かです。
ここに確かに大きな可能性があることを感じました。
まだまだはじまったばかり。
改善点もありそうですが、とりあえず1日目を無事に終えられたことに感謝。