グアテマラ人について

仲間外れ

今日は、数日後に控えている学校交流会のためのリハーサルをするために次期奨学生となる小6の子どもたち2名とビデオ通話をしました。

そのうちの一人の子が、小学6年間最後の登校日であるお別れ会に出席しなかったと言っていていました。

クラスメイトみんなから、悪口を言われ、仲間外れにされているとのことで、すごく嫌な思いをしているそうで。

なんて言われるの?と聞くと、

「うちが貧乏だとか、家族の悪口を言われたり、私の顔についてもへんなこと言ってくる」

と。

画面の前で、涙がポロポロでてしまうほど、辛かったようで、こちらも心がきゅぅっとなりました。

日本でも、小6となると人間関係で日々トラブルも多く、子どもたちの社会も大変ですが、グアテマラでもこういうことってあるんだなぁと思いました。

何が原因かは本人もわからないと言っているし、私がわかるわけも、解決できるわけもないのですが、ただ一つ言えるのは、たとえクラスメイトみんなに嫌われたとしても、あなたを応援している人、味方でいる人は、たくさんいるということ。

しかも、国境を越えて、地球の裏側から応援してくれる里親さん、ボランティアの先生、そして私という最強の見方がいるということ。いつか、悪口を言っていじめてきた子たちも驚くほど、未来のあなたの可能性は無限にある。だから、気にするな!ってこと。

グアテマラは、11月で授業が終わり、今月末には卒業式も控えています。

グアテマラの子どもたちは、これで1年の締めくくりをし、小学6年生の子どもたちは、日本の子どもたちより一足早く、自分の人生と向き合います。

働くのか、
勉強を続けるのか、
働きながら、勉強をするのか…。

困難は多い国ですが、その分人として真剣に生きるための心構えというものは、小さいころから身につく環境に生きています。

仲間外れをされるのは、とても苦しいことでしょうが、その困難の分だけエネルギーは爆発できる。そう信じて、この困難を乗り越えていってほしいと思います。

 

一緒にリハーサルを受けていた別の男の子は、

「泣かないで~。僕は、君の友達だよ。」

と言っていました。

温かい世界は、いつだってどこかにはあるんだね。