心と会話

15年前の問いの答え

2018年、ようやく一つの活動を終えました。

 

算数委員会のメンバーと一緒に行った、教員学力テスト。

 

去年の経験に比べたら、本当にうまく進行することができたこの活動を通して、私はあることがわかりました。

 

それは、15年前に私に課された宿題。

 

この15年間、ずっとその答えがわからなかった。

 

 

それは、高校時代バスケットが人生の98%で生きていた時代、顧問の先生から言われたことだ。

 

ある日練習試合が終わったあとに書いた部活ノートへの顧問の言葉。

 

 

 

「サラ(私のコートネーム)は、がんばりすぎ。」

 

 

 

私は、

 

「????}

 

 

意味が全くわからなかった。

 

今まで、

 

「がんばること」

 

は、美徳だとおもってきた。

 

弱く、技術もない私が、努力すること、人より筋トレをすること、誰よりも早くコートへ行き、誰よりも遅くまでコートで練習する。

 

誰よりも大きな声を出し、誰よりもコートで走り、誰よりもがんばっている自分。

 

それが、唯一先生にアピールできることだと思っていた。

 

 

それなのに、

 

「がんばりすぎ」

 

ということは、どういうことなの??

 

がんばることは、いいことじゃないの??

 

がんばるなということ??

 

私から、この「がんばる」をとっちゃったら、何が残るの??

 

そんなことは、怖くてとてもやれなかった。

 

がんばらない自分なんて怖すぎる。

 

 

それについて、素直に、

 

「先生のおっしゃることの意味が分かりません。」

 

と返してみましたが、そのときは

 

「これについては、また今度話するわね。」

 

と返されたまま、結局その今度は来ませんでした。

 

 

 

それから私の中には、ずっと

 

「サラは、がんばりすぎ。」

 

の答えがわからないまま、そのフレーズが心の片隅の方に置かれていました。

 

 

 

そして、

 

その答えが、まさに今日、出た。

 

 

 

今年に入ってから、私は本当にがんばっていません。

 

活動もすご~~くのんびりで、グアテマラペース。

 

去年は、あれもやりたい、これもやりたい、これは○○までにやらなきゃ、あの準備しなきゃ!!

 

と、ほんっと休む暇なくセカセカ動いていました。が・・・

 

今年と言ったら、ほんっとなんにもがんばっていない。

 

なにもやっていない。

 

そしたら、カウンターパートが変わった。

 

そしたら、委員会のメンバーが動いてくれた。

 

そしたら、なんかいい感じになってきた。

 

さらに、なんか、楽しい。

 

 

私、全然がんばっていないのに、

 

仕事もすごくのんびりやっているのに、

 

なんなの??

 

なんで、こんなにあの教員テストは去年よりうまくいったの??

 

 

そこに、答えがあった。

 

 

「サラは、がんばりすぎ。」

 

 

そうか。

 

そうなのか。

 

自分ががんばらない=まわりのひとが活躍する場がうまれる

 

 

 

これまで、なんでも1人でやろうとするところがあった。

 

まわりのペースに合わせるほど、気長な性格ではないから。

自分でやってしまった方が早いし、めんどくさくない。

 

だから、自分さえがんばっていれば、結果は出せる、と。

 

 

「がんばること」=いいこと

 

 

これは、30年間私の辞書でゆるぎない定義だった。

 

しか~~し!!

 

それは、確かに、すばらしいことである。

努力すること、志を胸に行動していくこと、素敵である。

 

でも、今日、私の辞書に新たな定義が追加された。

 

 

「がんばらないこと」=まわりが輝くいいこと

 

 

この発見、やばい。

 

 

そっか。

 

そうだったんか~~!!

 

がんばらないことも、いいことなのだ!!

 

 

 

あのとき、顧問の先生が私に言いたかったことは、こういうことなのかもしれない。

 

コート中でいつも一生懸命、いつも全力。

 

そんな私はきっとあっちいったりこっちいったり、とにかく「わたし!わたし!がんばっている!!」という空気があったのかもしれない。

 

でも、もしかして、ちょっとは深呼吸して、冷静に周りをみたら、チームみんなで落ち着いて一本攻められたのかもしれない。

もしかして、私が走り回るのをたまにはやめてみたら、他の選手が中にカットインできるスペースが生まれたのかもしれない。

 

 

 

そうか、そういうことだったんですか、先生?

 

「サラは、がんばりすぎ。」

 

 

「がんばらない」自分になるのは、怖すぎた15歳。

 

それはそれで、私らしい時代だった。

 

それはそれで、よかったのよ。

 

それが、あなたのその時できる精一杯の命の燃やし方だったんだもんね。

 

でも、もし今15歳の自分に一目会えるんだったら、

 

優しく言ってあげたくなった。

 

「がんばらなくっても、素敵な世界は存在するんだよ。」

 

と。

 

 

 

 

がんばらない自分は、怖かった。

 

でも、今

 

がんばらない自分も、好きだ。

 

 

 

 

そんなことを教えてくれたグアテマラ、

 

私は、君がやっぱり大好きだ!!

 

 

 

 

この感謝を、どう表現していけばいいのか、どう返していけばいいのか、よくわからない・・・。

 

 

一つは、グアテマラの魅力を多くの人に伝えていくこと。

 

 

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