つぶやき

負のギフト

やると決めたことを、やり続ける強さ。

やるまいと決めたことを、決してやらない強さ。

この世で一番難しいことは、自分で決めたことを守り抜くことなのではないかと思う今日この頃。

私には、どうしてもこれがなかなかできないのである。

今日も、できなかった。

決めたことを守れなかった。

なんでこんなにしょぼいのかと、すごく残念に思ってしまった。

 

そんな風に思っている中で、闇の力ってものすごく強烈なものなのだと今日再認識した。

頭では、光の道を歩みたいと思っているのに、どうしてこうも体や心は闇の方へ引き寄せられてしまうのだろう。

不安、絶望、心配、疑い。

こういうものが人へ与えるエネルギーってものすごい強烈だ。

 

ただ、物事はなんだって表裏一体。

プラスがあれば、マイナスがあり、

闇があれば、光がある。

 

私はこの暗闇を自ら裏返して、強烈な光へと変えていけることがだんだんわかってきた。

いつだってそれが簡単にできるわけではないけれど、負の経験は同時にギフトでもあり、それをどう調理するのかは各々に任されているのだから、人生というのは摩訶不思議。

 

最近、「さきさんの笑顔に元気をもらう」と言ってもらえることがよくある。確かに、動画であとから自分の様子を見てみると、ニコニコ元気そうである。

口からでるのは、前向きな言葉が多く、見るからにポジティブそうだ。

でも、実はその原動力になっているエネルギーは、自分が経験してきた負の感情であるのかもしれない。

自分の中には、ブラックホールのようなものすごい力をもった負の世界がある。
それは、もう事実で、私はまっさらで純粋な光だけの人間ではない。

負の世界を知った分だけ、私はそれを使って光を発する力にもなりえると思っている。

過去にいただいた負のギフトをこれからも私はあえて捨てることはせず、それを裏返して力に変えていきたい。

私から発せられるエネルギーの源、それは光のような純粋で美しいものではなく、実は負の世界からやってきたのだと思う。

花火はどうして、あんなに美しいのか。
それは、そこに闇があるから。
ずっと太陽しか出ていなかったら、花火の美しさは一生人の心に映らない。

私は、まっさらで美しい人間ではないが、負のギフトを与えてもらったからこそ放てる光がきっとあると思う。

今日は少し元気が出なかったが、そんな風に考えたら、これで大丈夫だという気がした。