昨日、1年前から個人的に就学支援をしているペドロ君に電話をかけました。
去年は、コロナで休校したままで一年が過ぎ、ほとんど勉強がでいていないようでしたが、今年1月からの新しい学年では、ようやく学校への登校もできるようになったそうです。
話を聞いてみると、ペドロ君がかよっている私立の中学校では、月曜と水曜は家庭学習で火曜と木曜は分散登校が行われているそうです。
そして、毎週金曜日は1時から4時までオンライン授業なんだそうです。
(ペドロ君には、ネット環境とPCがないため、オンラインはお世話役を務めてくれているロサ先生の家に行って授業を受けているとのこと)
おそらく、今年一年はこういう感じで学校は進めていくようです。
グアテマラでは、一年に4回の大きなテストがあって、4回通知表が渡されます。
ペドロ君には、毎回のテストで平均80点以上とるように言ってありますが、今回はどうやら80点は行かなかったようです。
ただ、ロサ先生によると、学校の先生からはペドロはとても優秀な生徒だと評判はいいとのこと。
今まで、仕事で体力と精神力を使い果たしていたので、今後はペドロ君の学習状況をもう少し把握して、励ましていこうと思います。
こんな感じで、日本ではコロナ禍の中でも、すっかり学校で勉強することが当たり前となっていますが、グアテマラのようにまだまだ普通には登校できない状態の国も多いようです。
ペドロ君と話をした後、ロサ先生にも電話していろいろと話を聞きました。
公立の小学校でも、分散登校を続けているらしく、クラスを2つに分けて2日間の登校と2日間の家庭学習のサイクルで回っているそうです。
そういえば、ペドロ君のことでロサ先生がこんなことを言っていました。
「先日、文房具屋に行ったらペドロがボールペンを4本ももっていったそうよ。それでわたし、ペドロをしかったの。文房具屋では、本当に必要なものしかもっていってはいけないって。サキのお金なんだから、無駄遣いはしてはいけないのよ。って。」
(村の文房具屋と提携を結んでおり、ペドロは文房具が必要な場合は、そこから持って行っていいことにしています。支払いは、月末にロサ先生がするシステム。)
もちろん、ロサが言っていることは、間違っていないし、無駄遣いはしてほしくない。でも、中学生だったら、いろんな文房具を筆箱に入れていたいという気持ちはわかるし、それがささやかな楽しみだったりするのだと思う。そういうことがペドロには許されないのかと思うと、少し切なさを感じました。
早く現地に行って、ペドロの勉強の様子もこの目で見たいな。そして、この村の未来について、ロサやいろんな先生と熱く語り合いたい。
先日の記事「決意2021」を読んでくださった方が、温かいメッセージを何人も送ってくださいました。
本当に励まされます。
本日をもって、現職場は退職となり4月からは自分で自分を律していなかければなりません。甘えや怖さや自信のなさに負けないように、応援してくださる方がいることを信じて、そして何より自分が思い描く未来を信じて、粛々と行動していこうと思います。
明日からはじまる新しい年度、皆様にとっても素敵な一年となりますように!
満開の桜🌸