昨日は、かなりおもしろいものをみた!
いつものようにパイロット校での授業観察。
突如校内に「ジリリリ〜」とベルがなる。
あー、休憩時間か。
いつも聞くベルである。
しかし、いつもと違ったのはこの時は子どもたちの反応。
「わー!地震だー!きゃー!」
おや!?
これは、一体…
頭を手で覆って、逃げ出す子ども。
あー!避難訓練ね!
と私。
グアテマラでもあるのね!
みんなが逃げ出している中、2人の子どもは、床に倒れて、なんかニヤニヤ。
なんだこの子ら?
避難訓練だというのに、おふざけして。
こら!
と思ったら、どのクラスも2人ずつ教室の床に横たわる子ども。
お!もしやこれは負傷者か!!
確かに、こういう状況は非常時十分考えられる。
なんか、避難訓練のレベル高いぞ、グアテマラ。
そのうちに、救出されていく、負傷者。
あらら、よく見ると、流血までしている!!(ケチャップ)
しばらくすると、どこからともなく
「パオーンパオーン」とけたたましい音が!!
まさか!
本当の消防隊が学校へ来た!!
そして、子どもたちの救出活動は続く。
かなり、重体のようです!
どこに運ぶかと思いきや…
そんでもって、発進!
かなり急を要しているようです!
ここまでリアルにやるのね!!!
私は、目の前で起こる事態が「ここまでやるー!?」とすごくおもしろくって 始終笑っていました。
(日本の避難訓練だったら、先生に怒られちゃうねっ)
しかし、それと同時にとても関心しました。
日本の学校の避難訓練って、冷静沈着に、いかに早く逃げるかで評価します。
でも、災害時、何が起こるかなんてわかんない。
負傷者が出て、子どもが自分で歩けないという状況が起こることは十分考えられる。
なのに、なぜ日本の避難訓練は、先生が子どもを体張って救う練習しないんだろう?
いざとなったとき、子ども担いで、階段3階から1階まで降りられるか?
先生たちは、担架をどうやって使うか知っているのか?
そういうことほど、訓練しなきゃいけないんじゃないかな?
日本の避難訓練は形式にとらわれて、本当の災害時になにが起こるかという想像力が乏しいのじゃないかという気がした。
さらにグアテマラは、地元の消防士とも協力し、本格的な救助活動の練習まで。
避難訓練に対する姿勢が、ガチです!
そんなグアテマラの避難訓練に乾杯!!
すばらしい!
そんなグアテマラが、さらに好きになったのでした。