ちょっと更新しない日が続いてしまいました。
そういうときは、ちょっと気持ちが落ちている時、もしくはとても忙しくしている時です。
今回は、後者。
最近、忙しくあちこちかけまわり、さらに家でもいろんな準備やらなんやら、活動に精を出して働いていました!
書きたいことはいろいろあるんですが、とりあえず今日はARMEの活動について。
学校内での勉強会を通して、教員間で算数に関する不足している知識を相互に補うこの活動。
この活動は、市内全校で行われている活動なので、5月後半から、パイロット校以外の学校へ訪問し、この活動状況を見てまわっています。
一つ目に訪問した学校は、特に私が心配していた学校。
というのも、校長先生は校長の勉強会であまり指導内容を理解できていなかったから。
それに、1、2回目の先生方のミニテストの結果を見ても、あまり効果が見られなかったことから、心配になり、優先的に訪問することにしました。
しかし!
私の予想とは裏腹に、とてもいい勉強会が繰り広げられていました!!
まずは、校長先生が私が校長会で行ったように、教員の座席を指定し、助け合いができるグループづくりをしているようでした。
また、校長先生はよく準備もしてあり、全体がつまずいているところを、先生自ら解説。
みんなで疑問を解決し合う時間では、いろんな疑問やそれに対する答えなどが先生間の中で、飛び交い、まさに私が目指す「教員同士の学び合い」の場が見られたことをとても嬉しく思いました。
最後に行うミニテストまでみなさん真剣に取り組んでいて、とても意義のある1時間になったと思います。
心配してきたのですが、この学校はうまくまわっているようです!
続いて、こちらはパイロット校のARMEに参加。
教室に入ると、名前付きの机が設置されている。
私の名前も発見!
こちらの先生も前回の反省より、机の配置を低学年、高学年が混ざり合うように意図をもって、行ったそうです。
低学年の先生は高学年で教える算数の指導内容につまずきがあることがわかったことから、より助け合いができる配置にしたとのことです。
ここの校長先生は、私が校長会でお願いした通りにきっちりと会を進めてくださいました。
まず、校長先生がチェックした宿題の紙を返却。
宿題の紙はこんな感じ。
続いて、先生同士でつまずいている箇所を相談、解決。
高学年の先生が、低学年の先生へ教える姿がありました。
全体で特につまずきがあった問題につおて。校長先生主体で全体で見直し。
最後に今回のテーマがどれだけ理解できたかをはかる10分のミニテスト。
とてもスムーズに会は進んでいきました。
ここの学校には、年初めの教員テストで結構つまずいていた先生が多かったのですが、この活動がうまくまわっているところを見て、次のテストでどれだけ結果に変化が出てくるのか、楽しみです。
最後に、次回のARMEの宿題プリント配布。
ここで終わるはずだったのに…
次回の宿題プリントの内容は「分数の四則計算」。
グアテマラの先生が最も苦手とする分野。
「サキ、ここどうやるの?」
と宿題をもらったそばから、ときだす先生
「ちょっとだけ、教えてよ!」
と、みんなから頼まれたので、急きょ私による分数の授業がスタート。
先生方はまず分数ってどんな数字を意味しているのか、あまり理解できていない方も多いので、そこからスタートしなければなりません。
でも、わからないからこそ、わかろうとする気持ちが湧いて来て、みなさん本当に一生懸命取り組んでいました。
なんか私より火がついているようで、感心しゃいましたよ。
そして、今日も一校パイロット校ではない学校へ訪問。
ここは、あまり先生間の仲がよろしいとは言えない学校だったのですが、ARMEの勉強会では、先生同士教え合う姿が見られ、ホッとしました。
こんな感じで、パイロット校に限らず、普段私が訪問できない学校でも、校長先生のおかげでこの活動はなかなかうまくまわっているようです。
うん、ARME、いい感じだぞ!
2週間後に、自主性の教員中間テストを予定しています。
今回は、前回とは違い 、強制ではないにもかかわらず、100人の先生方が自主的に登録してくれました。
ここで、一人一人が自分の点数が伸びていることを実感し、さらに知識や技能を磨いてくれることを願います。
ARMEの効果もここで見られるといいなぁと思っています。
とある教室。
なんかよくトリが出たり入ったりするなぁと思ったら…
教室の中に、鳥の巣あるやーん!!
もはや誰も気もしていない、先生、子どもがすごい。