派遣前訓練

野外訓練 〜竹職人になるの巻〜

野外訓練から帰ってきました。

帰ってきたと言っても、訓練所の敷地内でやるのですが、自分の部屋には戻れず、体育館で寝袋一泊コースだったので、帰ってきたーって感じです。

活動中は、いろんな制限がありまして、ケータイやその他娯楽関係ものは持ち込み不可、水と電気も制限され、トイレットペーパーも取り外されます。

いろんなものがない環境だからこそ、人と協力すること、工夫すること、小さなことに感動すること、普段はできないいろんな体験や学びができました。

初回のご飯で与えられた食材は、米ときゅうり4本。以上。

え?

ってみんな思ったけれど、みんなで協力して火をたいて、お米をたいて、あるものを工夫してベスト尽くした結果できあがった、白米ときゅうりの塩漬けは最高に美味しかった。

こんなメニューが食堂からでてきたらブーイングの嵐でしょうが、この場ではもう感謝しかありませんでしたね。

なぜか元気が出ない現象からスタートした私の初日でしたが、くよくよなんてする暇ないくらい、生きること、人とどう関わるかに集中できた2日間で、すっかり元気をとりもどしました。

普段はどちらかと言えば、人をいじったり、からかったりする立ち位置に自然となってしまうキャラでしたが、なぜかこの活動中は年下から変なあだ名をつけられひたすらからかわれました。笑

そして、この活動中、私は「竹職人」にもなりました。

グループに食器作りように竹が配布されたんだけど、私はその竹美しさ、可能性に魅了され、他の人が食事や火の番をしている間、ひたすら竹と向き合っていました。

以下、作品の一部を披露

野外活動といえばカレー!って思って
スプーン16人分作りました。(一番右のはしゃもじ!)
上出来のは、みんなに持って帰ってもらったので、披露するには職人としては恥ずかしい出来だけども。

結果、カレーの食材は配給されませんでした…泣

でも、みんなが褒めてくれたんでよかった!

コップとお皿。
野外活動後は私のペン立てとくしを置く台に。
ペットボトルのケースからランクアップ!

これが一番の出来!
調理している子から、包丁が一つしかないから、竹で作れない?と注文を受け、挑戦してみたところ、なかなかいいもんができた!
2日目はこれで玉ねぎやサツマイモをきったぞー!
切れ味は置いておいて、とりあえず切れました!

やっぱり私は、ものづくりが大好きだ。
なんか作っている時、ワクワクが止まらないし、なんでもないものが何か別のステキなものに変身した時の感動は最高!

そしてね、竹って本当に美しいの。
パコーンってなたでわるとね、素直にまっすぐ切れるの。
そして、開いてみた中は、本当にきれいなの。
水を注ぐと、トコトコトコっていって癒しの音を奏でるの。

老後はこれを仕事にできるねって言われたけど、それもマジで悪くないな(笑)

訓練中だということを忘れ、本当に楽しい2日間でした。

不便があったほうが、人と人が近くなれる。
協力できる。
失敗は多いほうが、人を大きくさせるし、
うまくいかないことが多い方が、見えるものが増える。

いろんな機会を与えてもらって、本当にありがたいです。

さらに野外訓練から戻ってみると、ある人からお手紙が、ある人からメールが届いていまして、外の世界と隔離されているようなこの訓練所ですが、こうして今日もここから自分とつながってくれる人がいることがうれしいなと感じました。
ありがとうございます。

生徒のある子から「ブログでどんだけ、うちらに謝るの?もう謝らないでちょーだい!」
とお説教受けたんで、あまり自分を責めないように努めたいと思います。笑

最近、Aqua Timezの曲をよく聞きたくなります。
一番の好きな曲は、「生きて」って曲。

会いたいのに会えないっていうのは、苦しさもあるんだけど、そんな風に思える相手がいること自体が、すんごく幸せなことですよね。

「生きて」Aqua Timez

今日もブログを読んでくれたあなたへ、ありがとうございます。
よい週末を!