派遣前訓練

教育現場のリアル

第2回の算数勉強会、無事終了。
以前にも増して今回もこれまた大きな収穫のある勉強会になりました。

今回お初の方も何人かいたり、シニアの方も招いたりして17名で熱い時間を過ごしました。
語学の勉強も忙しいのに、こうして課業後に自主的にこの勉強会に参加してくださる方々に感謝です。

今日のメインは実際にアフリカで学校現場で働かれていた元青年海外協力隊のシニアの方と、学生時代に途上国の算数教育の研究をしていた方とからお話をきいたのですが、実体験やリアルな現場の様子を直接聞くことで、世界の教育事情を垣間見ることができました。

それにしても、日本がいかに恵まれた教育環境があるかがわかりますね。

先生がちゃんと時間通りに学校に来ること
自分専用の教科書が与えられること
先生が教えられる知識をもっていること
穴のあいていないきれいな黒板があること
割れていない窓ガラスで教室がかこまれていること
などなど。

日本では何の疑問にも思わないことが、実は世界のすごいことだったります。

日本の教育は本当によくシステム化されていて、全国どこでもレベルの高い教育がうけられる。
学ぶべきところも多いと思う。

そんな誇れる日本の教育環境なはずなのに、この国で育った私たちは自分はダメな人間だという自己肯定感の低さや自殺率の高さも世界のトップであることもまた事実で、そこになにかおかしさがある気がします。
海外の教育現場をこの目で見て、今よりもっとパワーアップし、いつかまた日本の未来のために用いられる人となりたいです。

この勉強会ではそれぞれが夢をもって熱く語り合っています。
現状を知れば知るほど、こんな自分たちに何ができるのだろうかという壁にもぶち当たりますが、それでもなにかアクションを起こそうと行動していかなければ本当に何もかわらない。
世界はもっともっとみんなが笑顔になれる場所にできるはず。
現場に行ったら、そんなに理想高くはやってられないかもしれないけれど、こうしてあーだこーだ夢を広げていくこの場を今は大事にしていきたいと思います!