思い出話

メロンパンの思い出

数年前から、

グアテマラで

ラーメン、たこ焼き、メロンパン

が合言葉の私。

なぜこの3つなのか?

それはただ単に、私がグアテマラにいるときに食べたいから!!

その中で、なぜメロンパン?

と思いそうなのですが、メロンパンには少し思い出があるのです。

新卒で中学校の先生になり、ギリギリのところで日々生きていた5年間。
辛い日々でした。
楽しいこともあったし、本当に尊い時間だった。

でも、やっぱりしんどかった…。

私が勤めた5年間の最後の年、中学3年の担任で、保護者との懇談会で部活の生徒でもあり、担任もしていた男の子のお母さんが、

「先生、疲れているでしょ。これ、食べてね。」

といって、お家で焼いた手作りのメロンパンがたくさん入った紙袋を渡してくれたのです。

私は、嬉しくって、嬉しくって、職員室でそのメロンパンを食べました。

おいしかったぁ~。

ちょっと小ぶりで、食べやすくって、疲れた体には最高のエネルギー補充でした。

そして、そのお母さんの愛情を感じました。

思えば、その時から私はメロンパンのファンになったのかもしれません。

私があまりに絶賛するので、そのあとも何度かメロンパンの差し入れをいただいた記憶があります。

 

だから、あれからもうかなり時が流れたけれど、グアテマラにいて何を食べたいか?と思ったときに、メロンパンって言いだしたのだと思います。

そのお母さんとは、なんか仲良しになって、その後もちょくちょく連絡取り合うことがあったのですが、私があるとき、使っていたラインのアカウントが開けなくなってしまって、連絡先が全部消えました。

そこから連絡も取ることはなく、数年が過ぎました。

でも、やっぱりいつかメロンパンやるなら、そのお母さんから作り方教えてもらお~!

って思っていました。

それで、この春その思いを流さずに行動に変えようと思い、なんとか人伝えに連絡先をゲット!

そして、先ほど久しぶりにお電話しました。

そして、私がその方のメロンパンを今でも忘れられないこと、グアテマラでメロンパンつくりたいことを言うと、本当に喜んでくれました。

正直、本当にメロンパン屋さんをやるかなんてわかりませんし、別にやらないかも。

でも、それを口実に、こうやってまた昔つながっていた人とのご縁がつながれて私もうれしく思いました。

人の心に残る瞬間って、さりげないことから来ていることが多い気がします。

あの時に差し入れでいただいたメロンパンは、確かに私の心に残っていて、そのメロンパンからもしかして未来でまた面白いことが起きるのかも?と思うと、それだけで、ワクワクします!

そんなメロンパンの思い出でした。

↑ガチャで8分の1の確率で一発ゲットしたメロンパン。
今年、グアテマラに持っていこうかな。