つぶやき

人間の唯一の義務とは

リセの90日間の日本滞在を終え、空港で彼女を見送りました。

これまで、展望デッキで誰かを見送ったことはなかったのですが、彼女と搭乗ゲートでお別れしてからも、彼女が乗る飛行機が出発するまでに2時間くらい待って、その飛行機が飛び立つのを見送りました。

飛行機が飛び立ち、機体が見えなくなっていったとき、大きな安堵が私の体に押し寄せて、

「終わった~~。」

と晴れ晴れした気分になりました。

ここまで、楽しい日々だったのは間違いないのですが、同時に彼女の滞在が素晴らしいものになるようにと全力を捧げてきて、ものすごく精神的な負担も大きかったことも確かです。

ですから、この大仕事が無事に幕を閉じたことで、心がホッとしました。

達成感からか、爽快感からか、私にはものすごいエネルギーが湧いてきて、リセを見送った瞬間から、自分がフィーバーしている感覚があります。

〇〇したい!

が、頭にふってきて、それと同時に体がそれを実現しようとしてものすごいエネルギーがめぐっています。

その中でも、人に会って話をすることへの欲求が今はめぐっていて、リセを見送って今日で4日目ですが、私から会いに行ったり、ZOOMでお話したり、すでに7人の人とお話しました。

そして、その間に他のアポも取りついでいるので、明日からもいろんな人とお話します。

やりたいことや、会いたい人がどんどん頭に浮かんで、それらを叶えるために自分で動いている瞬間は、なんだか自分の命が躍動している感じがします。

そして、私と会って話をしていると、どうやら相手はものすごく元気をもらうらしいのです。

先ほどZOOMで話した方も、「なんか、話していてすごくエネルギーをもらいました。」と言っていました。

私は、ただただ楽しく話をしているだけなのですが、自分が元気な状態で誰かと話をしていると、知らないうちにその人に対してプラスの働きをしていて、それだけで社会貢献している気持ちになります。

私も自身も自分のやりたいことや楽しいことを通して、社会のために生き生きと仕事をしている人と一緒に過ごしていると、ものすごくエネルギーを受けとります。

こういったことを通して、思い出したことは…

「人間の唯一の義務は、自分自身であること」

と言っていた、加藤諦三氏の言葉。

生きていると、いろんな感情が心の中に潜んでいて、恐れとか怖さとかで自分自身を隠して、気づかないうちに本当の自分ではないまま生きていることはよくあることですが、加藤先生の言うように、自分が自分自身であることが、本当は何よりも大切なのかもしれない。

なぜなら、その時に一番人は、輝きを放つから。

自分に与えられたアイテムを他人と比べずに自分自身が愛して使う。

そうすることで、人間同士のかかわりの中で、他者へ貢献できるようになっているのかもしれない。

だから、私は他人や社会のためにも、まずは自分が自分自身でいられるようにすることをこれからも大切にしていこうと思いました。

自分が「楽しい!」と思える瞬間を大切にしていくこと、「やりたい!」を叶えてあげること、

これらは、自分のためにやっているようで、実は、周りの人のためになっていることもたくさんあるのかも。

だから、これからは、もう少し自分が笑顔になれる時間を意識的に増やせるようにしていこう!と思いました。