グアテマラでの時間もあと1か月ほどになりました。
昨日は、ずっと会いたいと思っていた先生姉妹にようやくあえて、あーだこーだとコロナ禍のグアテマラ教育界の大変な日々を聞かせてもらっていた。
毎回グアテマラの問題は聞けば聞くほど出口が見えなくなって、あ~、やってらんねぇ~!って終わる。笑
でも、私は日本人ってこともあり、グアテマラの先生が現場で頑張っている間に、別のアプローチが可能な存在でもあるんだから、同じようにやってらんね~って本当に終わっちゃわない様に!
残り時間が見えてくると、日常の見え方も変わって見えたりします。
カフェでこちらの先生とおしゃべりするのも、普通の観光客だったら、絶対にしないんだろうなぁとか。
公立小学校の現場に入らせてもらって、いろんな人の授業を見させてもらうことだって、普通のことではなかったなかぁとか。
そういう経験から、メルカドでものを売っている女の子に「さき~!」と呼びかけられたり、
道を歩いていても、だいたい知り合いにあうし、
とにかくこの村では、かなり私のことを知っている人がいる感覚があります。
改めてそれってすごいことだなぁと、昨日はふと思いました。
スペイン語を必死に勉強したことで、こうして人ともいろんな話をして、日本とは全く違う人たちが何を考え、どんな環境の中で生きているのかということにも触れさせてもらえるようになりました。
ことばって、本当にすごいアイテムだなぁと、そんなことも思いました。
昨日は、リセの家が昼食に招待してくれたので食べに行きました。
リセが珍しくいろいろと私の奨学金事業のことを細かく聞いてくるので、なんなんだ?と思って聞いていたら突然、
「さき、私のこと、忘れないよね?」
と変な質問をしてきたので、
「そんなはずないでしょう!」
と言ったら、リセは涙してしまって、さらにびっくり。
どうやら最近私は、ほかの子どものことであっち行ったりこっち行ったり、さらに日本語をほかの子にも教えようと思うって話をしていたから、リセは自分の存在がどんどん小さくなっていくんじゃないかと心配していたようなのです。
そんな風に思っていたなんて全然知らなかったので、リセが私との関係を大切に思っていることを感じ、うれしいようなこそばゆいような、不思議な感覚になりました。
私の居場所は、すっかりここグアテマラにあるんだと、昨日は改めて何度も思いました。
そのスペースを与えられている分、自分ができることをやっぱりできる限りの力でやり抜きたいという思いもまた、改められました。