つぶやき

最期の日

数日前、信じがたい事件が耳に入ってきた。

 

JICAグアテマラ事務所でお世話になっていた職員の方が、突然交通事故で亡くなったという話。

 

首都にある事務所に行けば、その人はいつもいた。

 

お茶目で愛嬌があり、頼れる存在で、その人がいると場の空気が明るくなるような人だった。

 

 

突然、

 

本当に突然・・・。

 

ラインで送られてきた内容にしては、内容が大きすぎて、信じがたかった。

 

 

この事件を通して、いろいろ考えた。

 

まず、自分がグアテマラという土地で2年間本当に何もなく無事に帰国できたということは、奇跡だったかもしれない。

 

自分も同じ目にあっていた可能生だって大いにある。

 

そんななか、無事命とともに日本へ帰ることができたこと、これも当たり前のことではなかったと思った。

 

 

そして、海外であろうと、日本であろうと、自分の命の終わりがいつ来るかなんてわからないってことも。

 

高校時代の同級生が大学生の時に交通事故で突然他界した。

 

とても明るい子だった。

 

エネルギーがあって、おもしろくって、心から優しい子。

 

夢があって、それに向けてがんばっていた。

 

突然だった。

 

本当に、突然、植物人間になった。

 

そして、その数か月後に、亡くなった。

 

 

 

まさかあの人が?

 

 

という人が、突然人生の幕を閉じていく。

 

 

 

グアテマラにいる間に、中学からの親友が亡くなった。

 

先日、彼女のお家へ行って、ご両親に会った。

 

突然他界した彼女の遺品を、今でも処分できずに苦しそうだった。

 

彼女のことを思い出すことですら辛そうだった。

 

 

 

本当に辛いのは、残された方なんだと思う。

 

 

 

私も、もう30年生きた。

 

これから何年生きるかはわからない。

 

だから思った。

 

いつ最期がきてもいいように、生きていこうって。

 

 

いつ私の最期が来たとしても、まわりの友人や家族に、悲しみにふけってほしくないなぁと思う。

 

「さきは、いつも自分の命に素直に生きて、とても幸せな人生だった。」

 

そんな風に、思ってほしい。

 

そうやって、笑顔で見送ってほしい。

 

そして、私のことなど忘れて、自分の人生を幸せに生きることに心と時間を使ってほしいと思う。

 

もし、私が先に死んだら両親には申し訳ないけれど、いつまでも悲しんでないで、兄夫婦や孫たちと楽しく笑って過ごしていてほしい。

 

もし、旦那さんがいたら、さっさと新しい人見つけて再婚して、新たな愛を育てていってほしいと思う。

 

 

私は、もうすでに十分愛されているし、幸せ。

 

 

 

自分に問いかける

 

「もし、この瞬間が人生最期の瞬間だったら、私は何を思うだろう。」

 

 

私は、今死んでも、きっと感謝で終われると思う。

 

伝えたい思いがある人には、伝えてきたし、今我慢している思いもない。

 

でも、もし神様がまだ生きる時間をあたえてくれるなら、やりたいことはたくさんある。

 

「明日がもし最期の日だったら?」

 

目の前の人をいつも以上に大切にしたい。

 

今の自分が出せるだけの愛情を、その日会う人に注ぎたい。

 

そして、感謝で溢れる一日を送りたいな。

 

 

 

今日一日も、ありがとう、さようなら。

 

もし明日という日が与えられるなら、感謝と愛で満ちる一日になりますように。

 

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