つぶやき

吸い込まれる16時の空

最近、ようやく読書をする習慣、日記を書く習慣が戻ってきました。

もう数か月間ずっとその時間をとってこなかったために、深い思考もできず、表面上だけでやってきていた感じでした。

本は読めば読むほど、そこには本当に未知なる世界が広がっていることを知らされます。

過去に生きた人が、その人の人生をかけて生み出した言葉たち、

そんな言葉に触れられるこの時空を超えた交流。

そこには、心の琴線に触れる時があります。

 

とにかく、現代社会はせわしない。

情報が溢れすぎている。

私も気が付くと、SNSを見すぎていたり、他人の投稿から、どこそこの広告から別サイトへとんだりと、気づいたら無駄な時間を過ごしてしまうことがよくあります。

現代社会で、人間らしく生きることって、なんだかすごく難しいことのような気がしてきました。

 

ここのところ私は、本当に美しいもの、本当に尊いものを感じられない心になってしまったのではないかと自分を疑うことがあります。

 

 

昨日の帰り道、車から見えたうすくてやさしい空の色が、すうっと胸の中に入ってきて、なんとも言えない気持ちになりました。

地球は、こんなにも美しいものを作り出すのか。

なんだか、泣きたいような気持ちになりました。

懐かしいような、
切ないような、
愛おしいような。

私は、その空に吸い込まれていくようでした。

まだ、私にはこの地球の美を感じられる心があったこと、
そのことをうれしく思いました。

心の深い場所で震える振動。
その振動を感じて、私は生きていきたいんだ。

自然に対し、
人に対し、
天に対して、

私は、心に嘘のない道を歩みたいと願う者なのです。