日々のいろいろ

1か月半の活動報告

2022年の夏は、いろいろな方に支えられて、7月13日~8月25日まで現地で活動することができました。

この一か月半の間に私が現地で行えたことについてご報告いたします。

 

①次期奨学生候補5名を選出

今回は、教育長のお力をかりながら、正式に校長会を開いて、公立小学校8校から学力テストと、トライアル英語プログラムを実施しました。公教育と連携することで、より多くの子どもへチャンスを与えながら、公平に候補者を選出することができました。この5名の子どもたちは、日本の短期里親さん5名のお力をかりながら10週間の英語プログラムに参加します。

②奨学生の通う中学校を訪問

今年から始めた奨学金事業。日本の里親さんのサポートのおかげで、4名の子どもたちが学校へ通うためのサポートをしてきました。それぞれの校長先生に子どもたちの様子を聞いて回りましたが、皆とても楽しく学校に通っているとのことです。私の方も、子どもたちの日常についてこの目で見てより詳しく知ることができましたし、校長先生へ正式に団体の活動についてご説明もできたので、また一歩前進できました。

③元パイロット校を訪問

次期奨学生候補の学力テストをした際に、明らかに他の学校よりもよくできる学校がありました。その学校は、私が協力時代の元パイロット校で、四則計算活動など私の帰国後も学校一丸となって継続していたようです。その現場を見たく、校長先生にお願いをして普段の授業の様子を見させてもらいました。どの学校でも毎日5分~10分くらい時間をとって、ます計算活動をしていました。学校が始まった2月からここまで本当に毎日続けているようで、この積み重ねは明らかに子どもたちの学力の結果に変化をもたらしていると感じました。

元パイロット校 四則計算活動 8月16日訪問
(この動画は、なかなか見ごたえありますので、ぜひご覧ください!)

私はこの現場を見て、より一層私が実現したいと思っている学習塾のイメージがより明確になってきました。グアテマラの学力が低いのは、決して子どもの力がないのではなく、環境がないだけであり、そんな環境があれば必ず力は伸びるのだと確信できた現場でした。

④建物の環境整備

今回のクラウドファンディングで皆様のお力をお借りし、将来的に学習塾にしたい建物の改修工事を1か月半の中で進めてきました。

日本からではわからなかった細かい修繕が必要な場所もたくさんあり、予定よりも多くの費用がかかってしまいましたが、この建物は見事に新たな息吹が宿り始めました。私が現地にいない間も、現地の協力者にお願いして月に2回程度、この場所を活用してアクティビティを行う予定です。

また、楽器の寄付をしてくださった方のおかげで、子どもたちはとっても喜んでいました!ありがとうございます。来年もまた寄付を募って、楽器を現地へもっていきたいです。

 

 

今年は、航空券がこれまでより10万円以上高く、収入のない私は今年の渡航はもうあきらめようとしていました。

そんな中で、私を講師として受け入れてくださった中学校があり、そのおかげで渡航費を自分の手で稼ぐこともできました。

また、現地で一番かかる建物の費用は、多くの方のお力を貸していただくことで、大部分は支払いが終わりました。

 

本当に常にギリギリの闘いをしている気がしますが、いつもなんとか道が拓かれるので、これからも導かれる方向へとできる限りの力で進んで参りたいと思います。

 

本当に、皆様お力を貸していただき、どうもありがとうございました!

 

今後ともよろしくお願いします。