「交流会には、ネクタイが必要?」
数日前にメールで聞いてきたグアテマラの男の子。
「服装はなんでもいいよ!好きな服着て参加してね」
と返す私。
のに!
交流会直前に再び
「今日って、ネクタイいるの??」
と同じ質問してくる子ども。
どっちでもいいよと言って、結局どうするか楽しみにしていました。
画面に映った彼は、ネクタイなしのシャツ。
と思ったら、ほかの子と話している間にネクタイついている!!
やっぱり今日は、ばっちり決めたかったんだね!笑
今日は、現プログラムの子どもたちにとっては、記念すべき初となる文化交流会を新潟の小学校と行いました!
ネクタイ君だけではなく、
民族衣装フルセットの女の子、
大好きなバルセロナのユニフォームの男の子、
みんな気合ばっちりで参加しました。
この子たちにとっては、英語で海外の同年代の子どもとつながる初めての体験。
英語を勉強しなければ見ることのできなかった世界の扉を開きました。
去年の交流会でも、本当に感動しましたが、今日の交流会もその感動に負けないほどの濃いものでした。
今年のグアテマラの小6の3名は、まだ英語プログラム6週目のところですが積極性が本当に素晴らしいんです。
今日の交流会でもとっても反応が良く、日本の子どもが自己紹介するたびに相手の名前を繰り返して呼んであげて、そのたびに日本の子どもたちは、”自分の名前を言ってくれた!” という歓喜の声。
子どもたちがつながりあうのに、本当は言葉っていらないのかもしれないけれど、
ちょっとしたつながりあうツールを持っていることで、喜びが何倍にもなる。
外国語を学ぶということの原点に返らせてもらえるこの交流会。
そして、グアテマラの子どもたちが英語を学ぶことで拓かれている未来があることも感じられるこの交流会。
今日の交流会では、開始3分くらいでグアテマラの大雨で村全体が停電になり、3人の画面が一気に真っ暗になるという事件が起きました。
私が、「あ~、大雨で停電になっちゃったみたい!」
といったら、
日本の子どもたちはみんな
「え~~~~!!!」
ととっても驚いていました。
雨が降ったくらいで停電になる世界が日常の同世代の子どもたちがいるってこと、
だけど、サッカーが好きで、アニメが好きで、BTSが好きな自分と同じ世界の仲間なんだってこと。
子どもたちが生きている環境は違うけれど、別にそれは悲観することではなく、特別なことでもなく、それぞれに自分以外の当たり前に少し触れるだけで、ちょっとだけ世界の見方が変わってくるリアルを体感してもらえるだけで、私はすごく貴重な経験だと思います。
そんな経験が、未来で国際的な視野をもった人材が生まれるんだって気がしています。
子どもたちがつながる縁は、毎回感動。
この感動をできれば多くの方に見ていただきたいと思います。