心と会話

2022年のテーマ発表

ここ数年間は、毎年年始にその年のテーマを決めています。

2018年は、「姫」(自分のことを大切にして生きる)
2019年は、「捨」(本当に必要なものを見極め、手放す。)
2020年は、「自己責任」(人のせいにしない。人生はすべて自己責任。)
2021年は、「行動」(思いをカタチにする。とにかく動く。)

そして、2022年は…。

『養常(ようじょう)』

この言葉は、辞書で調べても載っていません。なぜなら、私が尊敬する執行草舟氏が生み出した造語だからです。

毎年、年末年始は私が愛してやまない彼の本『生くる』を読んで、新しい年の初心を固めます。今年も自分の方向性をこの本が示してくれました。

 生きている人間にとって、価値ある特別のことを、自分にとって普通となし、当たり前にしていく過程を養常と言う。普通となっていないものは、生きている生にとって、価値ある固有のものとなっていないからである。自分にとって、普通となっているものは、その人の生が持つ固有の価値となっている、それは、人間の尊厳を創り上げる生そのものと言える。
 だから、価値あることを普通にこなせるものは、生命の価値を充分に燃焼させていることになる。生命を充分に燃やせば、その価値はこの世のあらゆる価値を凌駕して輝く。生そのものの価値が、無常を乗り越える。それが永遠に繋がるのだ。そのため死しても無常に吞み込まれることはない。

~『生くる』執行草舟(講談社)「養常記」より引用~

私の人生のテーマは「生命の燃焼」です。

この世を去るときは、私に与えられ能力、体力、知力、時間など、すべてを使い切って灰になって死ぬことです。

その結果、後世に魂が宿るような人生を送ることです。

 

そうは言うものの、実際には口で言ったことを実行できなかったり、グタグタと怠けてしまったり、自分の目指す人生とは程遠い自分を生きていることは、ひしひしと感じています。

ですから、今年は価値ある特別のことを普通にこなせる自分になる!というのがテーマです。

大きな器を持つことは、一朝一夕ではできません。じっくりじっくり、日々淡々と積み上げていくしか本物になる道はないのです。

私も、残り時間がいつまでもあるわけじゃない。
いつまで生きられるかわからないけれども、60歳か70歳くらいに逝くかもかもしれないと思うと、もう実は折り返し地点に来ているんですよね。
そう思うと、このままぐだぐだの人生をこれ以上続けるわけにはいかないなぁと思います。

 

よく世間では、他人の評価は気にするなと言いますよね。

それは、自分を見下す人の意見を聞き入れるなという意味合いで使われることが多いと思いますが、私の場合、できていないこともたくさんあるのに「よくがんばっているね」「すごいね」なんて声をかけてもらって自分が勘違いしそうになります。

私はこのまままでは自分の人生を生き切れていないということがよくわかっています。
他人がどう言おうと、私は本当に未熟者で弱い存在なのです。だから、他人の評価は関係なく、私は私の目指したい地点に向かって、2022年は「常を養う」ということにエネルギーを注いていきたいと思います。

 

そこで、本当に価値あることに時間を使い、それらを無理せず普通にこなせるレベルまでこの1年で持っていきたいと思います。

ただ、新しいことをやっていくには、まず「捨てるもの」を決めないといけません。

執行さんによると、

「何かを得るには、何かを捨てなければならない」

と言っています。

捨てるものは自分にとって大切なものでなければ意味はないと言っています。

「重要なものを捨てなければならない。そうすればもっと重要なものが手に入るのだ。」

これからやりたいことがいろいろあるけれど、そう思うと今の生活から新たに時間を作り出さなければならない。私の今の生活から捨てるべきものは何だろう…。

そこで現在思いついたものは以下のものたち。

・朝、目覚ましを止めてから再びベッドに戻り、ムニャムニャする時間。(毎日自分に負けるところから一日をスタートしていて、時間的にも精神的にもよくない)
・おかし(集中力を妨げる)
・コーヒー(大好きなんだけれど、すぐに中毒症状が沸き起こり、何度も飲みたくなる。)
・ひるね(たくさん食べた後は、眠気が湧いてごろん。締まりのない午後を生み出す。)
・SNS(インスタ無駄に見る回数が増えた。反射的にアプリのロゴを押している自分が気持ち悪い。)
・くよくよ悩む時間(去年は、たくさんくよくよした。でも、そうやって悩んでいるのって結局逃げているだけで、無駄な時間。)

もっともっと捨てるべきものはありそうだが、とりあえずはこんなもん。

以上を踏まえ、とりあえず決めた改善点
・目覚ましが鳴ったら、つべこべ言わずに一回で起きる!
・甘いものは食べない。(特別な日を除いて)
・コーヒーは朝の1杯のみ。
・食べすぎない。(油や糖分は控えめにすることを気をつけ、常に腹八分目で終える。)
・インスタのスクリーンタイムを最大15分に設定。
・くよくよ時間を1日以上引っ張らない。新しい朝を迎えたら「今日を最高の一日にする!」と自分で決意する。合言葉は、「つべこべ言わずに、Just Do It!」

これを行った上で私が2022年に養常しようとしていることは、
・早起き(朝4時に起きます。朝5時からレッスンがある日は、4時起床を前から目指していました。ただ毎日同じルーティーンにしたいので、いっそのこと毎日4時に起きます。)
・部屋の整理整頓(とにかくすぐにものが散らかる。朝起きたら、乱れているところを直し、少し掃除する時間をとります。)
・勉強します。(まず6月に英検1級、11月にDeleC1に合格するための勉強をします。)
・走ります。(1か月で100Km走ります。毎日朝7時に運動を始めます。)
・食べ物は、自分の体に必要な分だけを摂取します。(食べることに目がくらみ始めると、自分の生きたい人生のための判断が鈍るので。食べ物に限らず必要以上に手に入れようとする生き方そのものが社会を悪化させている。そう信じる自分の哲学を守るためにも、必要以上のものは手に入れないように気をつける。)

以上。私の今年のテーマと捨てるもの、養常するものです。

もう少し詳しく書きたいトピックがあるので、それはまた次の記事に。

 

初心を忘れないように、壁に貼り付け、ケータイの待ち受けにしました。