奨学金事業

英語プログラム収支報告と課題

2か月間のプログラムが数時間後の最後の成長報告会をもって、全プログラムが終了します。

後回しにして、やる気がでなくならないうちに収支をまとめました。

支出について

支出の総額はQ5,681 (約85,215円)

もう少し詳しく見ていきます。

①ケータイ代

5台のケータイを貸し出し用に買いました。(付属品などの購入も合わせ、合計Q3,870、約58,050円)

コスパの良さなどをはかるために、あえて3つの異なるメーカーを使用。

1.Sumsung Q800
長所:機能は、文句なし。容量もある。
短所:この値段で買うには、ケータイ会社のシムブロックがかかったものでないといけないので、ケータイ会社が限定されてしまう。地域によって、特定のケータイ会社でないと電波が入らないことがあるので、すべての子どもにこれを貸し出すことができない。

2.Motorola Q850
長所:シムフリーケータイのため、どこのエリアでも使える。操作の反応も良い。
短所:ほかのものに比べて値段が一番高い。

3.Epik Q600
長所:安い。最低限の機能はあり、問題なくレッスンは行えた。
短所:少し画質が悪く、操作の反応も悪いことがある。

今回の経験から、次回追加で購入する必要があるときは、Sumsung と Motorolaでそろえていこうかな。
ただ、理想を言えば、iPhoneがいい。
もっと欲を言えば、iPadがいい。

 

②ネット代

もともとは8名でしたが、最後には6名になりました。そのうち1名は家にwifiがある子どもだったので、実際にネットを買ったのは途中でリタイアした1名と2か月間やり切った5名。

リセのお姉ちゃんが本当によくもまぁしっかりと記録をつけてくれていまして、どれだけネット代がかかったか、しっかりとデータとして残っています。(ちょっと私が付け加えたところもありますが)

ネット代だけで見ると、Q1,325 (約2万円)

一人当たり2か月間でだいたい3千円かかりました。

 

③ドーナツ代

このスパルタレッスンの中で、少しはお楽しみの要素がほしかった。このプログラムでのドーナツの役割は大きかったと思います。

ドーナツ購入費は、Q380(約5700円)

十分、その値段の分の価値は生み出してくれたと思います。

ドーナツ食べたさに、300語の単語テストに6名みんな合格しました。

 

収入について

①里親さんから

おひとり5000円×8名 合計4万円をお預かりしました。

ただ、このうち2名の方は里子さんが途中でリタイアしてしまったために、大変残念な思いをさせてしまいました。返金することもご提案しましたが、お二人のお心遣いで別の活動費へとさせていただくことになりました。

こちらは、大きな課題として次回へつなげるべき事例となっています。

②クラウドファンディング資金より

Q2,881 (約43,215円)

さすがに高額のケータイ代購入費は、里親さんにお願いする気はありませんでした。これは、今後も使っていけるものですので、こちらの資金で購入したいと思っていました。

ただ、里親さんには費用をケータイ代購入費の一部に充てさせていただくともお伝えしていたので、全体の支出からはみ出した分をクラウドファンティング資金からまかないました。

ご協力いただいた皆様、どうもありがとうございました。

 

 

 

課題

こちら、実際に動いたお金のみを計算しました。

ただ、ひとつどうしたもんかと思っているものがあります。

それは…。

人件費

現在は、こちらで自分の収入を得ようとは考えていないので、自分の賃金は1円も入れていません。これが自分の問題だけなら、これで終わりなのですが、実際ほかの人を巻き込んで今後行っていくのであれば、さすがにこれをほかの人にタダでやってと言って、やってくれる人っていませんよね。

そうなると、ちゃんとレッスンを提供する人への賃金も本来は、計上すべきだとは思っています。

でも、それってどれくらいですかね?

こちらが、私が提供してきた時間です。
コマ数を数えてみたら、

10月、68時間
11月、72時間

合計 140時間

さらに、もちろん教材準備や計画を立てる時間、メールでのやりとりの時間、家庭訪問などもあるので、1か月に150時間、2か月で300時間は使ったと思うんですよね。

じゃぁ、私への賃金があるとしたら、どれくらいなんでしょうか?

日本と同じ感覚で給料もらおうとすると、もうお金かかりすぎてもうだれも出してくれませんよ。

私も、日本の給料ほどもらおうなんて全く思っていませんが、今後のことを考えるとこちらで生活するお金、そして毎年の渡航費は、自分で生み出していかないと持続可能な働き方ではありませんよね。

となると、どれくらいなんだろう?

毎月の食費がだいたい1万前後。多めに見て、1万5千円としましょう。
月々の家賃が、1万8千円程度。
渡航費が、一往復20万円。

それら絶対にかかる費用を月々で割ると、およそ5万円。
つまり、私が今後長い目でこの活動を続けていこうとしたら、少なくとも5万円は毎月どこかしらこの教育支援活動から収入を得られるようにしないとなぁと思っています。

(あとは、日本人ってだけで日本へ納めるもろもろの税金などがあるので、少なくとこも月10万、いや、15万はどこかしら収入を得られる方法を考えていかないといけません。)

現在、私の生活費は別のオンライン家庭教師で稼いでいますが、それも大した額ではないので、今は基本的にこれまでの貯金が私の安心材料です。ただ、それも数年間のうちの話。

 

今年は、試行錯誤期なので、マネタイズのことはそこまで本格的に考えていませんでした。というか、そこまで考える余裕がないのと、単純に苦手でうまく計算することができません。

ただ、来年はもう少し持続可能性の面で現実的にマネタイズをしていかなければならないなぁと思っています。

 

以上、このプログラムから見えてきたお金のお話でした!