ブログを書けない日々が続いてしまいましたが、相変わらずプログラムに参加している子どもたちは頑張っています。
毎週木曜日は、単語テストDayなので今日も7名みんな私と個人てテストをしました。
その中でさらに2名の子どもたちが100語に達成!ドーナツを嬉しそうに持って帰りました。
そのうち1名は、7人家族で小さな部屋に住んでいる子。ドーナツは5個ということになっているのですが、内緒で2つ追加で袋に入れてもらいました。やっぱりせっかくなら家族みんなで彼女の成長を喜んでほしいのでね。
さて、いつの間にか1か月が経とうとしているこのプログラム。つまり折り返し地点がやってきています。
今週、気づいたことがあります。
「子どもたちの発音がよくなってきている。」
耳がいい子どもは初めから上手なのですが、そんな子は1名くらいでした。
でも、今週何人もの子どもの発する英語に対して、
「あれ、なんかすごくいい音が出ているぞ!?」
と思うことが何度もあり、感心してしまいました。
9月末に、初めて彼らの英語レベルをチェックしたときは、ほとんどの子どもが1~5をかろうじて言えているレベルでその他はほぼ何も通じず。
そして、英語を繰り返させても、聞きなれぬ音を感知できないため、スペイン語まなりの音になってしまい、本当に何言っているかわからない。
でも、妥協をせずに、違うものは違うと言い続けたこと一か月。
少しずつ、子どもたちの成長曲線が指数関数のグラフのように傾き始めている気が…。
こういう変化を目の当たりにすると、何とも言えない喜びが自分の心の中に沸き起こり、もっともっと私にエネルギーが湧いてくる。
そして、それを感じとっているのか、子どもも必死に食らいつく。
当初は、日本スタイルでガンガンやろうとしている私にこのグアテマラの小学生はついてこれるのだろうかと疑問に思っていましたが、本当に心から学びたいという意欲がある子どもたちは、やってのけてしまうのです。
個々の能力にも差があるので、すぐにやれてしまう子とほかの子どもの5倍くらい時間がかかっている子がいますが、どの子もあきらめずに成長しようとする姿があるから、私も絶対に最後までやり切ろうと思える。そう、思わせてくれる。
ここまで伸びたいと願って日々頑張る子どもたち、そこに感動しない大人っていないんじゃないだろうか。
私は、毎日そういう姿を見ているけれど、この喜びを独り占めしたくないなぁと思いはじめたここ最近。
そうだ。
見てもらえばいいじゃないか。この姿。
まだまだ人様に見せられるレベルではないし、
内容だって、大したことないだろう。
でも、内容なんかではなく、困難の中でもここまで努力し、自分たちの未来を切り開きたいと思って、目の前のことに一生懸命に生きているこの姿にこそ価値があるのではないだろうか。それを、もっと他の人たちにも見てもらいたいな。。
そう思いました。
そして、子どもたちにとっても、自分たちが習っている「英語」は、自分と世界をつなぐアイテムになるんだってこと、
自分の言葉で、この国のこと、この村のこと、自分の人生、自分の夢を発信できるんだってこと、
それを、心で感じとってほしい。
このプログラムは、来年の奨学生対象となる選考も含めている。
だから、今いる7人全員はおそらく受け入れられないだろう。
でも、少なくとも一緒に勉強すると決めた2か月間の間に、最大限、最大級の経験をしてほしい。
日々やっていることは、単語を覚えたり、発音練習したりと、地味なことでしかない。でも、その努力の先に、なにか大きな可能性があるってことを感じてくれたらうれしいと思う。
この国では、努力が報われるっていう単純なシナリオはないから、希望も未来も描きにくい。
でも、努力が報われる世界もあるんだってことを知る経験になったなら、それだけでその先の人生、少しは違うんじゃないかなと思うのだ。
だから、すべての人にとってこの中間発表会はいいことではないか。
ただ、初めて自分主催で企画する一般公開のオンラインイベントであるということから、自分の中にびびりがあるだけ。でも、それ以外は、すべていいことのように思える。
だから、ちょっと恐ろしいけれど、やってみようではないか。
そういうわけで、中間報告会をすることにしました。決めました。
日時:11月3日(水)午前9時~10時
開催方法:ZOOM
参加費:無料
内容:
①オープニング
②プログラムの概要
③10月の学習発表
④子どもたちによる文化紹介
⑤ご幸縁のお誘い
お申込みフォーム:
(最終受付11月1日21時)
子どもたちの成長をグアテマラの人にも見てもらいたいと思い、こちらの先生方にも声をかけています。子どもたちが通う学校の先生、そしてここソロラ県の県教育事務所の方も顔を出していただけそうです。
発表会の詳しい内容については、明日追加で記事を書きたいと思っています。