奨学金事業

信頼感

今日、英語プログラムの最後のレッスンが終了しました。

明日と明後日は、単語テストDAYにしているので、まだ子どもたちとは活動しますが、正式なレッスンは終わりです。

金曜日、最後のオーラルテストでは里親さんに自分の里子さんではない子の会話の相手になってもらい、5分間のフリートークをしてもらいます。

はじめて会う外国人に対し、どれだけの英語でコミュニケーションをとることができるかを評価します。

まぁ、評価といっても、実際の目的は、子ども自身に「2か月がんばったら、こんなにも英語が話せるようになったんだ自分!」という感覚を味わってもらうことです。

 

それで、レッスンの最後の最後に試しに子どもたち同士で5分間、私の手助け全くなしでフリートークしてもらったんですね。

 

そしたら、まぁ、しゃべるわ、しゃべるわ。

ペアになった2人とも「我こそが~~!!」という勢いがものすごいので、質問がぶつかり合い、どっちの会話に合わせる??的な瞬間がたくさんありました。(もう少し相手の話を聞く姿勢も学ばせなければと思いました。笑)

でも、その5分間、子どもたちは本当に楽しそうにやるんですよ。

私は、その姿が誇らしくて、愛らしくて、なんとも言えない気分になりました。

また、最後に「ほかに何か知っておきたい質問表現ある?」と聞くと、

どんどん出てきて、レッスン時間オーバーしまくり。

この子たち、一体どれだけ前向きなの!?

と驚かされました。

中学校で英語を教えているときも、私は学習内容を実際の英会話に結び付けたくて、よくALTとのフリートークを定期的に入れていました。でも、毎回ほとんどの子どもたちが「チーン」ってなっちゃうんですよね。そこをなんとかALTの先生の明るい声かけで場をもたせるような感じで…。

なかなか実践力って身につかないなぁってよく思っていました。

 

一方、このプログラムの子どもたちと言ったら、「これでもか~~!!」という勢いで英語をしゃべりまくるんです。ほかっておいたら、延々とやっていそうです。

(とはいっても、内容は同じことを単語をちょっと変えて話しているだけで、レベルは全然高くないんですけど…。)

 

歴然とした違いに、改めて驚いてしまいました。

 

 

実は、今から1時間後に、新潟県のとある小学校とオンライン交流会をするんです。

私が所属している「国際オンラインサロン」というところで、ご紹介いただいた熱心な若手の先生が総合の授業としてこの授業を企画してくださいました。

日本からは、日本の文化紹介を子どもたちがグアテマラの子どもたちにしてくれるようで、こちらの子どもたちもグアテマラや彼ら自身のことを紹介します。

中間発表会や最終発表会で、積み重ねてきたことなので、この授業のために特に時間をとって準備しているわけでもないのですが、正直私、全然不安がないんですよ。

「この子たちなら、大丈夫っしょ。」

って、心から思えるんです。

これが、日本の学校で大事な授業の前だったりしたら、

(子どもたち、しっかりやれるかな。ちゃんと言えるかな。)

と心配になって何度もリハーサルしたくなったりしますが、そういう不安感が今、全然なくて…。

2か月間、この子どもたちと一緒にやってきて、私はここまで子どもたちのことを信頼できるようになったんだなぁと思いました。

最後のレッスンの彼らの姿がそう物語っていました。

 

 

さて、楽しみだな。

ずっと夢だった日本の学校との交流。

私は、日本の教育を捨てて、グアテマラに来たのではないのです。

日本の教育にも必ず将来貢献するという決意のもと、退職したのです。

 

今はまだ本格的に始動できていませんが、来年こそは、日本の教育にももっと貢献していきたい。

今日は、そのスタートを切れるような気がしています。

 

わくわく。

楽しみです!!

 

(最終発表会で勇気を出して歌を歌ったRちゃんは、あれからエンジンかかっちゃったらしく、今日は交流会でBTS歌うんだそうです。)