連投4記事目。(ちょっと、甘いもの食べたくなってきた。)
当初予定はしていませんでしたが、自分一人で見るよりも誰かを巻き込みながら子どもたち学習面の成長を応援していけたらいいなと思い、公式ラインでボランティア先生を募集しました。
どうしてこのような考えに至ったかといいますと、皆さんよく
「できることがあったら、言ってね!」
と言ってくださるものの、何をお願いしたらいいのか今はよくわからず、そういう温かい言葉に対して、「うん、何かあったらお願いします!」という適当な返事しかできないでいた自分にもやもやしていたから。
私自身はこっちに飛び込んできて実際に行動できる立場にいるけれど、他の人だって行動する場や機会がないだけで、本当はもっと自分の能力や力を発揮する場を求めているんじゃないかなぁと思ったのです。
それに、こちらにいると日本教育の質の高さ、そしてその教育を受けてきた日本人の一人一人の能力の高さにやっぱり驚かされずにはいられないのです。
その国の中だけにいたら、なかなか気づかないものですけど、他国から日本人の一人一人の能力を見たとき、本当にすごいのですよ。
ですから、思いさえあれば日本人にできることって世界にはたっくさんあると思います。
それなのに、その機会がないだけで能力が発揮しきれていない。これって、本当にもったいないと思います。そんなふうだから、日本人は「私って、無能だ…。」っていって自己嫌悪になってしまう人も多かったり。そんなことって、絶対にないのに。
そうなんですよ!まだ皆さんが知らない世界には、皆さんの力を必要としている人たちがたくさんいて、一人の人のちょっとした行動で誰かを力づけられたり、助けられたりできる世界が無限にある。
そのことを肌で感じていただきたく、私だけが行動するのではなく、一緒に行動してくれる人を見つけたかったのです。
こうして、手を挙げてくださった3名の方をご紹介します。
(セニョというのは、こちらでいう「先生」という意味)
★セニョNozomi
2019年に私が初めて小学校の担任をした時の学級の保護者様。当時から大変協力的で、いつも温かい言葉をかけていただいてくださいます。そこからいつも私の活動を応援してくださっている方です。
★セニョAkiyo
青年海外協力隊の同期。太平洋州国に派遣されていた方。私とは70日間の訓練生活を共にしました。現在は北陸地方で小学校の先生をやられています。
★セニョNatsuki
グアテマラ協力隊の同期。訓練生活から隊員時代の2年間、そしてその後も私と交流がある方です。見た目は、ふんわり系ですがとても芯がある方です。
この3名のボランティア先生には、毎週金曜日日本時間の22時半(グアテマラ時間の朝7時半)に、ZOOMでつないで子どもたちの1週間の学びを評価してもらうお仕事をお任せしています。
先日、1回目のオーラルテストを行ったのですが、もうこのセニョたちの働き素晴らしすぎました。
グアテマラにいると、「人に気を遣う行動」「先を読んで行動」という概念がない世界が日常になります。
そこに、ふと日本人の方が一緒に働いてくれると、今まで一緒に働いたことがないにも関わらず、私がオロオロしていても先を読んで行動してくれたり、事前共有していた情報を細かく分析し、先読みして各自必要な準備をしてくださったりと、信じられない気の利いた行動に感動せずにはいられませんでした。
「日本人って、すげ~~~~!!!」
と心から思いました。
グアテマラ人には、グアテマラ人の良さがあり、日本人がかなわないところもあります。でも、「成果のある仕事をする」という面では、日本人は一流です。これは、間違いないと思います。
こうして、不安いっぱいのオーラルテストでしたが、本当に素晴らしい時間になって、子どもたちも私以外の先生からたっくさんほめられてとても嬉しそうでした。
さらに、驚いたのがそのあと。
実際に評価をしてくださった2名の先生から、後日頼んでもいないのにさらに詳しいフィードバックと今後への改善点に関するメッセージが届きました。
もうさ、
もうさ、
おなかいっぱいなのにさ、
さらに、与えてくれるんですか!!!
なんなんだろう、この日本人の献身的な姿は。
お金は1円も払っていないんですけど、
全部ボランティアなんですけど、
どうしてここまでしてくれるんですか!!!
こういう姿にだれが一番励まされているかって、私ですよ。
この先生たちに一週間後、まだ子どもたちの成長した姿を見てもらいたい、
そう思って、私もまた新たな1週間への意気込みが湧くわけです。
本当にありがとうございます。
お金の支援をしてくださっている里親さんにも感謝しかありませんが、自分の能力と時間を提供してくださるこの3名の先生方にも本当に心から感謝しています。
まだまだ始まったばかりのプログラムですが、最後までどうぞよろしくお願いします。