つぶやき

噂の逆カルチャーショック

毎日いろんな人に会っているからなのか、

無職という身で生活しているからなのか、
単純にグアテマラ帰りだからなのか、
日々、いろんなことを感じ、考えを巡らせるのです。
素敵な出会いもたくさんあり、心が燃えることも多いのですが、名古屋の街に出てみると、どうも「憂」という文字が心に浮かびます。
どうしてこんなにたくさんの人がいるのに、孤独を感じるんだろう。
こんなにたくさんの人がまわりにいるのに、この心の距離はなんなんだろう。
日本って昔からこうだったのかなぁ。
こんなに人がいるのに、人とのかかわりが本当に少ない。
せめて買い物のレジくらいは、笑顔で相手の目をみて「ありがとうございます」って言ってみようと思ってたら、そのレジには人がいなくて、全て無人レジでした。
なんかとても悲しい気持ちになりました。
商品をボックスに入れると、勝手にどの商品を入れたのか読み取ってくれて、機械のお姉さんが正確に金額を教えてくれます。
なんの不便もない。
不便も、
ミスも、
無駄も、
人件費も、
なにもない。
でも、なんなの、この寂しさは。
この先、日本はどうなっていくの?
今でも、グアテマラの生活に比べ、人との間にものすごく距離を感じるのに、ここからさらに人と関わる場所が機械に変わっていく今の時代。
利益、効率を考えたら、必ずこの流れはどんどん進んで行く。
10年先、果たして日本人は、対面で誰かとお話することあるのだろうか?
とも考えたり…
地下鉄に揺られながら、グアテマラの生活を思い出していた。
メルカドの活気、
はじける笑顔での挨拶、
ほっぺをくっつけてのハグ、
グアテマラ生活では、当たり前のように人の温もりを感じることができました。
不便さと共にあった、あの温もりのある生活が、本当に恋しい。
暇があれば、友達のお家に行き、民族衣装の刺繍をしながら馬鹿げた冗談で一緒に笑っていたあの時間が、すごくすごく恋しくなりました。
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ケータイに入っている過去のグアテマラの写真を見てみると、私もみんなもいい笑顔してるなー。
あの笑顔は私が変わったからだと思ったけれど、やっぱりグアテマラという土地のおかげも大きかったんだなぁと思いました。
これが噂の
逆カルチャーショックかな。
必ず通る道だとわかってはいたけれど、やっぱり今はグアテマラが恋しいです。
でも、
というか、
だからこそ、
私は日本の未来に何ができるんだろう??
って自問しています。
今は、日本を肌で感じるために、
いろんな人にあって、その人の生きている時間を聞いたり、いろんな場所に足を運んでいます。
日本は、美しい国、
素敵な国、
だけど、ちょっと今はこの国に対して、寂しさを感じでしまう、私なのです。