本・映画

本と本と本

今日は久々に本の紹介でーす。

最近の興味は、社会の中で教育はどのような価値があるのか、どんな教育が人の幸せ、社会の幸せにつながっていくのかということ。

いろいろ話を聞いたり、本を読んでみると、最後は小さい頃の環境というものがその後の人格に大きく影響するといういう話におさまる。
ってことで幼児教育というものに興味が湧きまして、この本を買いました。

人間の脳の成長を医学的視点からみて、どんな環境が子どもにとって一番良いかという話を医学的根拠から教えてもらいました。

難しいことが書いてあるのかと思いきや、まずはじめにいろんなものを心で感知できる脳をつくることが大切だとか、興味をもち、好きになり、感動することが頭をよくするためには大切なんだとか、おもしろい内容でした。

一番はじめに紹介した「叱らず育てる」(タイトルあっているかあやしい)にも似た理論があり、納得できる内容でした。

それにしても、どの本にも、どの学者からも幼児教育は大切だとか言っているのに、なぜ日本の幼稚園の先生、保育園の先生たちの給料はめちゃめちゃ低いのだろうか?

同じ班の子に、私立の幼稚園で働いていたという子がいて、給料を教えてもらったのですが、あまりの低さにびっくり仰天しました!
地域によったり、公立はちょっと違ったりするのかもしれませんが、それにしても低い。
国の宝である子どもの最も大切な時期の教育にたずさわる職業の賃金がこんなんでいいのでしょうか。

ここに、また疑問が湧いてきてしまいました。

続いて
昨日のバスで一冊読みきった本。

ある日人生が180度変わってしまった青年のお話。

自分の存在価値が0だというところからスタートした挑戦。

地球の人類70億人。
その中で、70億分の1の行き方をする。
70億人の中にたった1人しかいない生き方をする。

世間の流れにとらわれない彼の考え方は新鮮で、おもしろく読むことができました。
中でも、一番フレッシュだった考えは、
「全は一、一は全」
という考え方。
よく言われるけれどワンフォーオールってやつとはちょっぴり違うらしい。

「他人と自分」、「自分と世界」の境界線を消してしまうということ。
例えば、誰かの経験はその話を聞けば、自分のものっていう考え。他人も自分、みたいな感じでしょうかね。

生まれた時には、世界は混沌としていて赤ちゃんからしたら「個」も「他」もない。全てが同化して見えている。

他人も世界も自分と同じだと考えるのなら、困っている人をほかっておくなんてできないし、相手の気持ち想像する、相手に関心が向く。

この世で起こる全ての出来事は、自分に関係があるし、自分に起こり変化は全世界に影響する。

そう思うと、世界をよくするために、自分の人生と真剣に向き合わねばなとおもったりしました。

3つ目はこれ。

ご存知の方もいるかもしれませんが、体罰から訓練生が死亡するという「戸塚ヨットスクール事件」の校長が書いた本です。

正直、私はこの本の85%は批判的な見方で読みました。
作者は、さもこれが正しいやり方だと豪語していますが、私は違うと思うっていうところが多かった。
でも、普段自分の考えとそこまでずれる本は自分では選ばないので(これは人からオススメされた本なんですが)、こうやって自分にはない考えの人の思いや理念を知るっていうのは、とてもいい経験になりました。

でも、そんな人の話でも、15%は納得できる話があったし、そうそう、そうなんだよな!と大きくうなずいてしまう個所もあった。

ってことは、つまり、いくら意見や違う思想をもっている人でも、1つ違うところがあったら、完全拒否してすべてを受けつけないっていうのは、もったいないなと思うんですね。
どれだけ嫌だなと思う人でも、その人から学ぶものもあるし、自分には見えていない世界や真実を知っているかもしれない。

だから、いっつも同じ考えの人と一緒にいないで、いろんな人からその人が見ている世界を教えてもらうってことは、自分の世界を広げるためにはとても大切なことなんだろうなと感じた一冊でした。

読書はいいですね。
自分に与えられた人生は1つですが、本の世界を通していろんな人の命から見える景色を見させてもらえる。
読めば読むほど、発見があって楽しいです。

まだまだ読みたい本がいっぱい!

このままでは読みきれないので、グアテマラにいっぱいもっていくことになりそう…

最後に、私の相棒の紹介!

こいつ!

小学校の頃の私の口癖

「もったいない!」

どんなものにも命があるって思っていて、身の回りのものに愛を注いでいました。
鉛筆は限界まで使うっていうのが、私のプライドみたいなものでして、最近再び鉛筆ってものを使っています。

ものがありふれた現代だからこそ、こうやってまわりの愛でる心を大切にしたいなと思います。
代わりなんて、いくらでもある。
でも、そこに愛を注いだ時、唯一無二のかわいい存在になる。

そんなかわいいものに囲まれる生活って、幸せだと思いませんか?
幸せになるのに、多くのものはいらない。
大きな愛があれば、それだけで幸せになれるんだと私は思う。

明日は、最終試験!
ほどほどに頑張ります。