本・映画

2年間で私にインパクトをあたえた人

任期もあと一か月になったということは、このブログとのお別れも近づいているってことだと、気づいたら、感じたこと、思い浮かんだこと、迷わず、どんどん書いていこうという気になりました。

 

ってことで、2年間の振り返りシリーズも始めていこうと思います。

 

私は、2年間で、自分の心の変化を常々感じてきました。

 

多くは、このグアテマラという異国の環境にその要因があったのはもちろんですが、それと同じくらい、グアテマラという場所とは関係のないものからも大きく影響を受け、日々、心が変化していきました。

 

今日は、そんな私がどうやってこの2年間で心が変化していったのか、

 

そのインパクトを私に与えた人たちをご紹介したいと思います。

 

 

①加藤 諦三

読んだ本

『愛する能力と楽しむ能力』 

『親離れできれば、生きることは楽になる』PHP文庫

 

感想

今の教育の在り方、大人の子どもへの接し方に疑問を抱えていた日々で出会った本が、『愛する能力と楽しむ能力』。

ここには、自分の心の中でもやもやしていた部分を、納得できる形で文章にして説明してくれていたので、ものすごくすっきりしたことを覚えている。

けっこう昔に書かれた本だったけれど、現在の日本社会の問題にもがっちり当てはまる内容だ。

言葉一つ一つが、心にしみた。

 

ちなみに、加藤諦三の講義などは、Youtubeにもあり、いくつか聞いてみたが、とてもわかりやすかった。

 

②森 信三

『修身教授録』 致知出版社

『人生二度なし』 致知出版社

 

感想

『修身教授録』は昭和初期に師範学校で氏が教鞭をとった際の講義録で、一章一章が講義の中で話された内容になっている。生徒に話しかけたそのままの言葉が記録されているため、自分がその教室で授業を受けている感覚になる。そこで、語られる森信三の教育へ注ぐ情熱がにじみ出る言葉のひとつひとつに、心が震えた。ある章では、彼の言葉が、生きて私の心に届いて、涙がでたことがある。教師になるなら、彼のような器がほしい、そう思った。日本で教鞭をもつすべての人に読んでほしい一冊。

 

③執行 草舟

読んだ本

『生くる』 講談社

『根源へ』 講談社

 

感想

今まで、自分が考えたことがなかった視点で人の生き方について考えさせられた。自分一人では決して得ることができなかった、新たな目を与えられた感覚。はじめは、言葉遣いに堅苦しさを覚えたが、読んでいくうちに彼が使う言葉がかっこよくて、その言葉遣いに惚れている自分がいた。私も、こんな言葉を使いこなせる人になりたいなぁと思った。そして、そこには人生を深く深く追求した彼の思想があり、その一つ一つが自分の生き方を考えさせられるものだった。

 

④エックハルト・トール

読んだ本

『ニュー・アース』 サンマーク出版

 

感想

「今に在る」という目覚めをするために、書かれた一冊。ここでは、「エゴ」という言葉が頻繁に出てくるのだが、一体なにをエゴというのか、はじめは訳がわからない。わからな過ぎて、もう一度読んでみると、そこには人が本来の姿で生きるために、理解しなければいけないことが書いてあった。過去でもない、未来でもない、今を生きることで自分の人生が決まることを、少しずつ分かってきた気がする。ただ、まだすべて理解できないので、もう一周読む予定。でも、この内容を理解出来たら、自分の中に革命が起きそうな気がする。

 

⑤心屋甚之助

Podcast

『心屋甚之助のホントの自分を見つけるラジオ』

 

心理カウンセラーの心屋さんとアナウンサーの壱岐さんが二人でお話しする番組。

心屋さんが発見した、人間を二つの種類に分類する「前者」と「後者」のお話は、自分をみつめるのに、他人を理解するのに、とても役立つ。

どれだけがんばっても理解できない人間がいることも、その仕組みが分かれば、理解することをあきらめて、「こういう人間が存在するんだなぁ」と受け入れることができ、人と接するのが楽になる。

ちなみに、私は「前者」。

よく時間を共に過ごしているなっちゃんは、めっちゃ「後者」。

私たちがいかに違う人間かを分析するのにも、この考えはとても役立っている。

 

 

 

協力隊のいいところは、日本社会よりもゆっくりとした時間が流れる世界で生活できるので、こうやって本を読んだりと、自分をじっくり向き合う時間があること。

 

これからも新たな良書との出会いがしたいです。

 

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グアテマラでは、もうスターウォーズのスピンオフ「ハンソロ」公開されていて、見てきましたー! ハンソロの名前の由来にちょっとビックリ!

 


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