今日の講座は「コミュニケーションの基礎」。
文化も価値観も異なる他国では、絶対に自分の当たり前が通用しない。
そんななか、どうやって現地の人と人間関係をつくっていったらよいかというヒントを考えさせられた講座でした。
同じ言葉、同じものでも見え方、視点、とらえ方って十人十色。
だからこそ、アクティブに自分から聴くってことが大切。
でも、私はワークショップのなかで、人の話を聞くのが苦手だなぁと実感。
相手を受けとめる前にすぐに言葉を返したくなる。
生徒にもそうだったなぁって。
いつも全部聞く前に、すぐにこっちの価値観で言い伏せていたなぁと反省しました。
人が人間関係でイラッとする時って、自分の価値観、期待と相手の言動がずれている時じゃないですか?
だからこそ、そのズレをどううけとるかがヒントらしいです。
「違う」からこそ相手のことが知りたくなる
「違う」からこそ新しいモノの見方を知る
「違う」からこそ自分らしさがわかる
「違う」ってことは、自分と相手を知るビッグチャンスなんですって!
だから違いっていうのは、イラッとする必要ないんですよね。
そこにこそ関係を深めていく道が用意されているんですよね。
グループやペアでワークショップをして、自分には見えていない世界が自分の人の世界にはひろがっているんだと思うと、もっともっと誰かとお話したくなりましたよ。
講師の方の最後の決め台詞にビビっときました。
「自分らしさは、自分だけではつくれない。
相手を理解していく中で、自分をつくっていく」
「自分らしさ」というものを私は大事にしたいし、まわりの人にもそうあってほしいなって思っていたけれど、
そのためには決して自分だけを見つめるってことじゃないと気づかせてもらってとてもよかったです。
その講座の直後、さらに私はこの内容を実体験した。
まずみなさんに聞きたいんですが、
「マツモトキヨシ」って何のお店だと思っていますか?
私は、何の疑いもなしに「電化製品屋さん」だと思っていました。
それで、コピー用紙がほしくて、課業後夕食までの時間で自転車とばして街へくりだし、マツキヨへ行ったんです。
すると、衝撃が!
電化製品であふれかえっていると思ったお店の中は、どう見ても薬局の雰囲気。
あれ?おかしいぞ?
そんなはずない!と思ってコピー用紙を探したけれど、どこにもない。
お店の人に聞いてもない。
なんでなんだ!
私はどこでマツキヨが電化製品屋さんだと認識したんだ?
帰ってからケータイで検索したけど、電化製品屋さんでそんなところはなかった。
本当にびっくりしました。
なんの収穫もなく登り坂を汗だくでかえってきやした。
でも、おかげで夕食はいつも以上においしくいただけたから、無駄ではなかったよね。
ということで、自分の知らない世界がこの世にはたくさんある。
自分がこうだと信じてやまなかったことが実は違うってことがある。
そんなときは、その違いを楽しみ、その中で自分はどうその違いを受け止めていくかを考え抜くことで、自分らしさを見つけていこう!
「愛には偽りがあってはいけません。悪を憎み、善に親しみなさい。兄弟愛をもって心から互いに愛し合い、尊敬をもって互いに人を自分よりもまさっていると思いなさい。」ローマ人への手紙 12:9-10