派遣前訓練

夢とラジオ体操とブラックサキ

ここでのご飯は、とっても美味しいです。
今日からご当地名物週間で、お昼に信州そばのとろろ山菜そば、五平もちなどがでましたー。
こんな感じです。

そんなごはんをいただきながら、食堂では常に出会いがあります。
いろんなひとといろんな話をするチャンスの場所です。

今日の朝のこと。
まだあまりしゃべったことがなかった同じ班で大学院を休学してきたSくん。
私が任国のカメルーンから帰国したらどうするのかとたずねると、

「いやー、実は帰国しないつもりっす。」

とのこと。
考古学を専攻している彼は、今はもっと国際理解の方面で勉強したいのだそうだ。
そして、アフリカで仕事についてそのまま住み着いて、なんやかんやしたいそうな。(詳細忘れました笑)

周りにいたひとはみんな

「え?大学院どうするの?せっかくここまでやったのにもったいないじゃん!」

「とりあえず卒業はすれば?そっからまた行けばいいじゃないか。」

「まわりからバカもの扱いされるぞー」

などなど、Sくんの発言におのおのに反応。

S「そうかもしれませんが、自分はこっちのほうがいいかなって」(もうちょっと詳しく言っていましたが、詳細は忘れました笑)

私も初めは「え?まじかよ!」って思ってんですが、こうやってまわりがあーだこーだ言っているのに、自分の意思をしっかりもっている彼の心はすてきだなと思いました。

こういう人が日本には本当に少ないと思う。
本当はしたいことがあっても社会が、家族が、友人が、先生が「そんなの通用しないよ。」「バカげている。」「普通はこうだよ。」って言って、まわりの目を気にしたり、まわりの期待に応えたいって頑張ろうとする中で、いつの間にか本当にやりたいことへ挑戦する前にあきらめている気がする。

本当に大切になのは、学歴じゃなく自分の心の声だってことをSくんはちゃんと知っていた。こういう人が、本当に幸せになれる人ではないかと思う。

だから私は

「いいじゃん!そこまでしてやりたいことがあるってことは、すごいことじゃん!あと一歩で卒業できるのに、それを捨ててまで別の夢を追いかけたとか、なんかかっこいいよ。がんばれ!」

と伝えておきました。
先生だったときに、もっとこういう言葉を子どもにかけてあげていたら、もっともっとすてきな笑顔に出会えた気がする。ごめんなさい。ごめんって思うから私はもっと自分を磨いて、もっといい先生になります。

それから、今日はラジオ体操のお兄さん(西川佳克さん)が私たちにリアルラジオ体操を伝授しにきました。

ほんものです。
ラジオの声の人です。(ちょうど数週間前に引退されたようですが)

勤めていた中学校でもラジオ体操に指導はかなりレベルが高かったので、余裕だと思ったけれど、ホンモノは全然違った!

これも昨日に引き続き常識をくつがえされた経験でした。
ラジオ体操の奥義は深いっす!

明日から朝のラジオ体操楽しみです!

それともうひとつ、班長会の有志で熊本地震義援金を集めることにしました。
私は、以前PCトラブルで助けていただいAKBさんが言い出しっぺだったのもありますが、ここでは時間がある分、やれることはやり尽くそうと思っているので、私も一緒に企画側にまわって活動することにしました。

今、苦しんでいる人がいる。
涙を流している人がいる。

正直に言うと私はこういう出来事に無関心なところがあります。
自分さえよければ
って心の底でブラックサキがささやいています。

でも、そういう自分を知っているからこそ、何か行動したいと思う。
これは偽善かもしれないけれど、何もやらないよりかはいいと思うので、ここにいるすてきな人たちとともに何かアクションを起こしたいと思います。

ランダムにいろいろ書いてしまいましたが、読んでくださってありがとうございました!
タイトルのセンスのなさはスルーしてください。

「喜ぶ者といっしょに喜び、泣く者といっしょに泣きなさい。互いに一つ心になり、高ぶった思いをもたず、かえって身分の低い者に順応しなさい。自分こそ知者などと思ってはいけません。だれに対しても悪に悪を報いることをせず、すべての人が良いと思うことを図りなさい。」
ローマ人への手紙 12:15-17

明日は語学の授業が5時間!やったー!