グアテマラ学習塾

学習塾のカリキュラム

さて、箱も整った、

スタッフもそろった、

入塾生もやってきた。

「で、何するの!?」

そう、そこです!

 

ここについては、日本にいるときからずっと日本のスタッフとももんできて、バネッサとも考えてきました。

そもそも目的は何か?から始めないと、内容は決まらない。

ということで、この塾が目指すところはこちら。

★Objetivo★
Formar personas con pensamiento critico que puedan convertirse en líderes y crear un impacto positivo en su comunidad, tomando medidas contra los problemas sociales.

★目的★
社会課題に対して、自ら解決策を模索し、コミュニティへよいインパクトをもたらしえるリーダーの育成

願いとしては、ゆくゆくはどんな子にでも学べる環境を提供したいのですが、今は、まだスタートアップなので、リーダーの育成というところを上位に掲げてこの学習塾を始めていきます。

子ども一人一人が自ら思考し、判断し、行動できる力を養うために、まず基礎学力の柱として「算数」と「スペイン語力」を鍛えていきます。

算数に関しては、小学6年生でもたし算、ひき算は、指を使っての計算、かけ算はほとんどの子どもが言えないというのがスタンダードです。

初等教育を終えた後に、中等教育、高等教育へ進みたいと思ったときに、そこで確かな学びを積み重ねていくには、絶対的に初等教育での土台固めが必要です。

算数に関しては、6年生を終えるまでに、基本的な四則計算につまづきがないだけではなく、「素早く、正確に」をとことん鍛えます。

日本での実践から得た先人の経験や現場の先生のお声を聴きながら、この学習塾でシンプル、かつ効果的、かつお金がかからない、かつどこでも再現性のあるやり方を模索し、それを最終的には現地の学校が取り入れられるような学習方法を提案していく場所となりたいと思っています。

そのため、まずは1年生の内容を徹底的に固めるつもりです。

 

この村の子どもたちは、母語がマヤ語のツトゥヒル語である子どもがほとんどなので、正しい文法で文章がかけなかったり、文字が間違っていたり。まとまった文章を書くことも慣れていないので、うまく自分の考えを表現することができていません。

そのあたりを鍛える活動を取り入れます。

スペイン語に関しては、大きく分けて2つあります。

一つは、読書活動を通して、批判的思考力、自己表現力、語彙を養っていきます。

ガイドリーディングとフリーリーディングの2種類の時間をとっています。

ガイドリーディングは、バネッサがほかの学校で学んできた知識と経験で一つの本をみんなの前で読み聞かせながら、思考力を育てるような発問をしながら、子どもたちと関わっていく中で進めていく読書活動です。

もう一つは、フリーリーディングでたくさんある本の中かから自分が好きな本をただもくもくと読む時間です。

バネッサの得意とする活動なので、私もそれを見させてもらうのがとても楽しみにしています。

子どもたちが本の世界のおもしろさを知ることは、その先にあるいくつもの新しい扉を開く力になります。

読書活動は根幹といってもいいくらい大切な活動だと考えています。

スペイン語力を鍛えるためにもう一つの活動は、書く活動です。

こちらの子どもたちは、本当に書く活動に慣れていないようで、普通に話ができても、何かを書かせてみるとものすごい単語のミス、文法ミスがあります。

6年生で優秀だといわれて送られてきた子どもでさえ、かなりできていなかったので、おそらく、全体のレベルはものすごく低いのだと思います。

そこを鍛えるために、毎日文章を書く活動を取り入れ、先生のつづりや文法指導を入れたり、文章構成についても少しずつ学んでいく活動をしていきます。

内容も退屈にならないように、書きたくなるようなテーマをバネッサが計画してくれています。

 

あとは、
リーダーシップ教育
アートクラス(音楽、絵画、工作など)
英語プチレッスンも計画しています。

これらについては、また別で書きます!