白石さんの活動で一番驚いたこと。
それは、「青い空の会」で得た支援金は、一切白石さんのポケットへ入っていないということ。
私はてっきり、白石さんのグアテマラでの生活費や飛行機代くらいは支援金からまかなっているのだと思っていたのですが、青い空の会での活動は、完全なるボランティアだそうで。
生活費や飛行機代は、ご自分でガイドの仕事をして稼いでいるそうです。
私も白石さんみたいな活動できたらいいなぁと日本にいるときから思っていたのですが、もちろんそれにかかる生活費などは、支援金や売上金からまかなうのが当然でしょうと思っていました。
でも、白石さんは、違いました。
本当にボランティアで自分の時間や体を使ってこの活動をしているんです。
こんな生き方している日本人って、見たことない。
多分、なにか大きなビジネスがあって、その収益で慈善活動する人はいると思います。
でも、まずは自分の収入をしっかりと確保された上で行うのが一般的。
しかし、白石さんの場合、最低限の生活費と交通費が稼げるだけの仕事をして、それ以外の時間はほとんどすべて青い空の会の活動に充てているようでした。
なんていうか、普通の日本人と逆っていうのかな。
余った時間やお金でボランティア。
なのではなく、
グアテマラの人たちのために時間と体力を使い、
余った時間で、自分の生計を立てる。
という感じ。
どこでなにをするにしても、まずどのように収入を得るか?
を第一に考えるのが普通だと思っていたのですが、
まずは、自分がやりたいことを第一にやって、
その次に、生きていく分だけの収入を得るという白石さんの生き方。
はたから見ると、そんな状態でどうして15年もやっていられるんだろう?
と不思議で仕方ありませんでしたが、見方を変えると、これだけお金にとらわれない生き方をしている白石さんの人生は、とても豊かだなぁと思いました。
そして、白石さんの人柄の特徴は、とても謙虚だということ。
これだけのことを15年間やってきたという事実だけ見ると、ものすごい人に見えるのですが、実際に会ってみるととても穏やかな方で、ギラギラ野望に燃えているという感じは、一切ないんです。
(普通やり手の人って、なんかオーラがメラメラ出ているじゃないですか。)
また、スペイン語って「あなた」をあらわす言葉が3種類あるんですけど、
vos (とても親しい人に対して、インフォーマルな言い方)
tú(友達に対して)
used(丁寧でフォーマルな場面や敬意を払う相手に対して)
白石さんは、どんなに小さな子どもにたいしても、used形で話していました。
私なんかは、結構tú形で話すんですけど。
そんなところにも白石さんの謙虚な姿が見られました。
なんか、今まで見たことのないタイプの方っていうか、不思議な方だなぁと思いました。
でも、どうしてこんな風に続けられるんですか?ってきいたら、
やっぱり子どもたちがかわいいんだって。
純粋な気持ちだけで、ここまで自分の命を燃やしている白石さん。
とても素敵な生き方だなぁと思いました。
もっと青い空の会の活動を知りたい方は、こちらのブログからどうぞ!
こうして、また一つ、生き方の選択肢を与えてもらいました。
さて、私はどんな生き方を選んでいこうか。
アロテナンゴという場所では、現在も21世帯の被災者がこのシェルターで暮らしているそうです。
被災者のお母さんたちがなんとか収入を得るために作っているのがこちら。
以前はいろんな支援があって、買い手も多かったようなんですが、現在は支援も少なく、収入もあまりないようです。
少しだけ買ったので、もし購入してもいいという方は、ライン@でお知らせください。
1つ500円で。
送料は私が負担します。