今、グアテマラの空港です。
グアテマラ滞在最後にめちゃくちゃ気分の悪くなる事件がありました。
でも、それでもこの国と私は今後の人生の中でつながっていくのか?
と自分に問いかけるいい機会となりました。
私は迷わずYesと自分へ答えて、覚悟を決めます。
さて、最後の一週間でいろいろと決めたことがあるので、備忘録として記録しておきます。
①土地の購入について
→ 今は、購入しない。
理由
今それを買う資金がないし、クラファンなどで集めるにしても、額が大きく今の私には難しい。さらに、買ったら買ったで維持費がかかる。それを管理するのに多大なエネルギーと資金が必要となる。そこにそれだけお金をかけるくらいなら、そのお金で別のことをやった方が今は効果がありそう。
(でも、いつかまとまったお金ができたら、グアテマラに土地を買いたいという思いは、ひそかに持ち続ける。)
②ペドロが通う学校
→ もともと私が提案した学校ではなく、ペドロが興味をもっていた私立の学校を選ぶことにした。
理由
私が提案したA学校は、評判もいい学校だけれどもペドロの家から少し距離があり、通学にお金がかかる。午後にコンピューターの授業などがあり、一日に2往復することもあることを考えると、距離が近いB校の方が通いやすい。
また、このB校はアメリカからの援助もあり、学費が他の私立に比べて断然安い。教育の質が一番私が気になるところだったけれど、実際に校長先生に会いに行き、学校の方針やプログラムなどを教えてもらい、教師側の熱意を感じた。ここならペドロが頑張れる環境があると感じた。
③ペドロへの支援方法
→ ペドロを紹介してくれたロサとその夫である私の元CPペドロを窓口に支援していく。
理由
ペドロの家に直接お金を渡すと、確実にそのお金がペドロの教育に使われる保証がない。現地で第三者を窓口として、資金面、物資面の支援をする。
具体的には、入学金や授業料の支払いには、ロサが同行しそこで費用を支払う。
文房具関係、宿題をやるためのインターネットや印刷は、はじめに特定の文房具屋さん、ネット屋さんと提携し、ペドロ専用の請求書を作ってもらう。ペドロにお金を渡すのでは無く、ペドロに必要なものがある場合は、直接その文房具屋さんやネット屋さんへ行き、自由にものを受け取ったり、使用したりできる。その分の費用を各店舗でメモしておいてもらい、月末にロサが支払いに行く。
この案は、ロサから提案されたのだけれども、とてもいい案だと思った。いろんな人から、直接お金を渡すと別のものに使われてしまうと言われてきたので、確実にペドロの勉学に必要なものにお金が渡るようになる。もちろん、店の店主にはペドロの顔を覚えてもらい、ちゃんとペドロが自分の勉強のために使っているかを(友達などに買って与えていないかなど)を見守ってほしいと伝えた。
ちなみに、ネット屋さんは私が日本語を教えているリセの家なので安心。
また、これらの費用以外に、学校ではワークシートの印刷代や、いろんな材料費などにかかるお金の徴収がある。これは、現時点では実際にどれだけお金がかかるかわからないので、とりあえず毎月Q50ケツ(750円程度)は、現金でペドロ家に渡すことにする。そして、ペドロにはこのQ50を何に使ったのか、必ずノートにメモするように伝え、月初めにそのノートをロサに店に行く。そこで、その月分のQ50を手渡す。
お金の渡し方や額などは、とても迷ったけれども、いろんな人にインタビューしたり、意見もらったりして、ロサたちとともにこの体制で行くことを決めた。ロサたちには苦労をかけ、少し申し訳ない気がしたけれど、
「私たちの村のことだもん。私たちは資金援助はできないけれど、これくらいのことならできるから任せて。それに私もペドロを応援したいから。」
ととても心強い言葉をもらい、私も励まされた。
④ペドロへ課した条件
・毎回のテストで、平均80%以上をキープすること。
・年に数回作文を書くこと。(ペドロのモチベーションや様子、成長を知るため。)
あとは、ペドロの算数やスペイン語の学力を見て、中学入学前に少し補習をする必要性を感じている。どうせ支援するなら、お金だけの支援だけではなく、ペドロが本気で自分の夢をかなえるために、ちゃんと本物の実力をつけさせたい。
ペドロもこの補習については、やる気を見せたので、日本に帰ってからになってしまうが、その方法を探す。
こんな感じでとりあえずまとまりました。
きっとやってみると、うまくいかないところとかがあると思うので、そういう状況に出会ったら、その都度修正していきたいと思います。
現地窓口となると元CPペドロとロサに1年間にかかる費用をたくす。
ペドロが所属する小6の教室。
この日の軽食はゆで卵。
さぁ、準備は整った。
ペドロがんばれ!!