朝一ペドロから、何人かの先生が昨日の件で怒っていらっしゃり、もう二度と学校に入ってくるなとまで言っている学校もあるんだとかいう話を聞かされました。
でも、そんな中だからこそ、温かく接してくれる先生の優しさはこれまで以上に心にしみます。
そもそも新しいことを受け入れるって、大変なこと。
ましてやいきなり来た外国人にあーだこーだ言われて、受け止められないのは当然。
それでも、私を受け入れてくれる教室、先生、助言を求めてくる先生、そんな環境は本当にありがたいことなんだなと気づくことができました。
さらに、何人かの校長先生方からは、お返事をいただき、私の働きを感謝してくださったり、応援してくださったり、励ましてくださったり。
前より、いっそう頑張りたいという思いも沸いてきました。
また、たまたま会った校長の先生(ダンディでかっこいいおじさま)に、直接嫌な思いにさせてごめんなさいよー。と言ったら、
ダンディ「サキは本当のこと言ってるだけじゃん!真実は真実。全然大丈夫だよー。」
咲「でもなんか何人の先生はお怒りみたい。」
ダ「そんなん、ここでは普通のことだよ。なんにも珍しくない。そうやっていつもわめく人はいるもんだよ。それが民主主義し社会ってもんさ。」
咲「あ?そうなの?普通なことなんだ!なるほどねー。」
この会話には結構励まされた!グアテマラではこういうの普通なことらしい。
民主主義社会では嫌なものを嫌という権利がある。だから彼らは自由にわめく権利もあるんだ。
だからこそ、私もビビってないで自由にやればいいのかも。嫌なら嫌って言える社会なんだから。
とにかく今回の件で、応援してくれている人がどんだけいるかもよくわかって、結果的にいい方向へ進んで行く気がする。
嫌われるのも悪くないのかも。笑
家に帰ってきて、写真の整理をしていたところ、ふと昔のフォルダに手が伸び、開いてみてみた。
2年前の、2年2組の出し物大会のビデオ。
クラスの子それぞれが、好きなことを好きなように発表する会。
私も交じって一緒に劇をしたりとこの日は、本当に楽しかったな~。
日本の教室、日本の制服、日本の学校。
なんかすべて懐かしく思えたし、ここの世界からしたら夢のような環境。
日本のすべては肯定しないし、ここのすべてを否定しない。
でも、やっぱり日本っていいな。
日本の学校って、いいな。
ビデオに映る、みんなの笑顔、笑い声がとっても懐かしくって、楽しくって、一人でにやにや笑っていました。
そして、細かいところまで口を出したがるせっかちな私の様子もしっかりうつっており、今思えば、そんな小さいこと気にしなくってもいいよ~と言いたい。
よくみんな口うるさい私を受け入れてくれていたなぁと、改めて子どもたちの愛を感じ、心があったかくなりました。
みんな元気にしているかなぁ。
ふと、日本のみんなに会いたくなった。
そして、日本の子どもたちにもっと外の世界を見せたいなぁと感じた。
日本はものがありふれている。
「足りない」ってことがない。
でも、「ない」ってことがないと「ある」ってことがわかんないんじゃないかしら?
日本は間違いなく、物質的に恵まれている国。
でも、そんな環境があたりまえで育ってきたら、それが恵まれているかなんてわかんなくて当然。
目の前の食べ物、環境、家族に感謝できないのもきっと普通のこと。
だからこそ、柔らかい心と頭をもっている子どものうちに、いろんな世界に触れてほしいなぁと思います。
「ない」を知らないと「ある」に気づけない。
「嫌い」があるから、「好き」がより高まる。
「陰」があるから「光」がある。
きっと物事はなんでも表裏一体。
大切なのはどこに目をつけるかなのかな?
明日は、3ヶ月オリエンテーションで首都にあがります!
2ヶ月ぶりの同期との再会!
楽しみだー!
そして、長かった学校まわりも明日でラスト!
明日も新しい一日が迎えられますように。
今日も一日にありがとうございます。
温かい言葉をくれた校長先生。
とても柔らかい人。
授業にも熱意を感じました。
こどもは遊びの達人。
ゴミ袋丸めてサッカーボールがわりにしてやっていました。
今日の学校から見える景色。