サンティアゴアティトラン

セニョリータ、嫌われる。

今日の午後は、いろいろやろうと思っていた。

 

ブログも書いて、仕事の準備もして、レポートもまとめて…。

 

でも、一気にやる気がなくなって、結局まともに時間が使えませんでした…。

 

それというのも、帰ってきてそうそうカウンターパートのペドロからのメールでがっかりするお話を聞いたから。

 

どうやら学校の先生の中で、私の悪いうわさが出回っているとのこと。

 

話を一週間前に戻します。

教育学区長と県教育事務所の関係者に自分の働きを報告するために毎週一週間の報告書を書いて送っているんですが、先週の内容は学校まわりで見えてきた問題点、改善できる点、理解不可能な点などの内容になっていました。

 

ところがどっこい、なにを思ったか、教育学区長さんその報告書を市内の全校長にメールで一括送信しやがった!

 

どうして~!?

それは、校長宛じゃないよ~。泣!

 

しかし、一度送られてしまったものはもう取り戻せない。

はぁ、と思いながらもまぁいいや。

と気にせずにいました。

 

現に、ちょっと微妙な内容を書いた学校の校長先生に会ったとき、

「報告書見たよ~!」

とわりと、笑顔で言っていただいたので、「あ、あんまり気にしていないんだ。」

まぁ、いいやって、ほかっていました。

 

しかし、やっぱり裏ではこの話がでまわっているようでございます。

 

カウンターパートのペドロのもとには、なんであの報告書が出回っているんだ?各校の欠点をさらしものにするなんて!とお怒りの様子が届いているそうです。(写真付きだから、どの先生の授業とかわかっちゃうのよね~)

 

はぁ~あ。

やっぱりか~。

 

こっちきてうすうす感じてはいたんですが、ここの人、陰口、悪口をよく口にする。

ここに来て何度か「あの人は~って人だよ。悪い人だよ。」というような内容を聞かされた。

 

だから、今は私のことがそうやって出回っているんだなぁ~と思うと、なんかがっくり。

 

学区長さん、どうして送っちゃったのよ~。

内容見れば、こうなることわかるでしょ~。

 

自然と他人を責めている自分に気づいたとき、ふと思った。

 

「私は、なにを怖がっているんだろう?」

 

これから仕事をする上で、相手が嫌がることも言っていかなければいけないこともたくさんあるだろうに、それを怖がって、愛想笑いして、表面上だけへこへこしてやっていくつもりか!

 

どうせ嫌われるなら、初めから嫌われておいてもいいじゃないか。

 

問題に対して、直視できず、不満まき散らしているのは相手の問題なのではないか。

 

嫌われることを避けて、本音が言えない自分を変えるために、神様が試しているんじゃないか。

 

などなど、いろいろ考えた。

 

そんな中で、私は「嫌われることが怖い自分」が自分の中にいることをすごく直視させられた。

 

どんなひととも仲良くやっていたい。

だから、時に自分の思いとは違うことをしたり、言ったりすることも。

 

昔からそうだ。

 

 

でも、本当はもっと何言われても曲げないような貫ける自分を持っていたいとも思う。

 

まわりからどう見られるかよりも、自分がどう生きたいかを優先できる人間になりたい。

 

 

世にはまわりからどんなに嫌われようと、自分のやり方を変えない人がいる。

そういう人は、たいていの人からは煙たがられるし、裏で悪口もたくさん言われる。

それを知っていても、自分の生き方を変えない人がいる。

 

私は、そういう人、すごいなぁ~って思っちゃう。

 

私には怖くてできないから。

でも、そういう人に私は魅力を感じる。

だって、その人は貫ける何かをもっているから。

 

私は、信念もって生きたいって思うけれど、貫ききれないことが多々ある。

 

今日は、そんな自分の弱さと向き合わせてもらいました。

 

嫌われたって、いいじゃないか。

きっと、伝わる人には伝わる。

それで、いいじゃん?

 

 

こういう最悪なことが起こったとき、私がいつも考えるのは、

 

「起きたことは、変えられない。それなら今やれるベストを尽くす。」

 

ってこと。

 

で、いろいろ考えた結果、先生方の気を悪くさせたことは事実なので、謝罪と素直な気持ちをメールで校長先生宛に送ることが今できるベストかという答えになり、受け取る側の気持ちを考えて一生懸命文を作りました。

 

知り合いに訂正してもらって、なんだかかっこいい文にしてもらい、スペイン語の勉強にもなっていいやとだんだん前向きになってきた。笑

 

そして、さっきそれを送って、とりあえず今やれることはやったと、心のざわつきも少し収まりました。

 

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ふぅ~。

 

まだまだ器にちっちゃいセニョリータ。

何事にも動じないでっかい器がほしいなぁ。

 

 

でも、そんな一日の中にもいい出会いはあって、今日午前に訪れた学校の校長先生(ちなみにこの人の名字はサキという)には、いろんな本音を教えていただき、とても共感できるものがあって、力になりたいと心から思った。

 

そして、昨日いった私立の学校もいろいろ衝撃!

モンテッソーリ教育やらなんやらをとりいれているようで、教育理念が180度違う!

先生たちが愛のこもった態度で子どもたちの本来の力を引き出すその姿勢が、本当に心ときめいた。

 

 

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私には、すごく魅力的な学校で、私の方が勉強させていただきたいくらい。

これについてはじっくりお話ししたいところなのですが、また別の機会に。

私が一番心ときめくのは、ここの校長先生。

校長先生といっても、日本のイメージとは違って、25歳の超かわいい女性。

でも、すごくカリスマ性があり、愛情があり、真心があり、私は、単純に彼女を尊敬している。

しかも、本当に美人。

女の私も惚れてしまいそう。

 

 

また何かの機会にお話ししたいです。

 

 

というわけで、今日はちょっぴり落ち込んだけれど、いい出会いもたくさんあって、私はここで頑張れそうです。

 

 

今日も、この日をありがとうございました。

 

 

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穴の空いた天井から、キラキラの太陽が教室に差し込んできました。

 
でも、雨はこまるねー。