今朝、イルマ(おうちのお手伝いさん)と市場へきました。
以前、行ったつもりでいたけれど、全然違った!
見たこともない野菜
名前も知らない果物
経験したことのない体験
嗅いだことのない匂い
味わったことのない味…
うさぎは食べるのも育てるのもアリらしい。
すべてが、ほんとうにすべてがびっくりする光景。
私の頭は新しいものに刺激をうけて、大混乱!
わかってはいたことだけど、日本とは全然違う世界がここにはある。
人々の生き方、価値観、日本との違いがすごくあると思う。
今まで当たり前だと思っていた「常識」というものが、ことごとく崩されていきます。
例えば衛生面。
豚肉、鶏肉、なんでもその場で切って、その場で吊るしたり、置いたり。
生々しいレバーも、豚の顔もどっかーんて置いてある。
肉はまな板使わず、タイルの上でそのまま着る。
もちろん素手で。
その手で袋に入れてお金を受け取ってお釣りを返して…
日本じゃぁ考えられないよね。
衛生面に気をつけて、汚いものに生肉が触れないように処理して、すべてがきれいに包装され、店頭に並ぶ。
肉の匂いなんて一切しない状態でスーパーに並んでいるよね。
日本から来た私にとっては、すべてが「えー!それってアリ?」ってこと続きでした。
でも、アリなんです。
私からしたらびっくりするようなことでも、ここでは当たり前のこと。
そう思うと、むしろ日本がおかしいんじゃないかとか思う気もしてくる。
日本では、売られているものの中に異物が入っていたら大騒ぎですよね。
でも、はっきり言ってそんなのここでは当たり前。
そんなのは調理する側、食べる側が賢く扱えばいいだけのこと。
こっちの人から見たらそんなことでわめいている日本人って、バカらしいって思うんだろうなぁ。
この経験を通して思ったのだけど、日本はきれいすぎると思う。
家も
街も
食べ物も
お店も
服も…
なんでもすごくきれい。
っていうか、汚いものがない。
すると、汚いものに出会うとすごく不快を感じるようになりますよね。
でも、人間って本来汚いものじゃないですか。
臭いし、
汚れるし、
腹黒いし…笑
だからかな、日本にいると汚いことがいけないような気がして、見えないプレッシャーのようなものを感じるのは。
ここのすべてを肯定するわけじゃないし、日本を全否定するわけでもないんだけれど、今日は市場に行ってこういうものを見て、日本が経済発展の中で置き去りにしてきてしまった何かに少し触れたような気がしました。
本当、私には刺激的な日でした。
刺激を受けすぎてか、なんか頭痛いっす。
それにしても世界には私の知らないことがたくさんあると改めて感じた。
28年生きてきて、結構いろんなこと知った気でいたけれど、まだまだあまちゃんすぎたことがわかった。
どれだけがんばっても死ぬまでにこの世のすべてを知るなんて到底無理なこと。
だから、いつでも知った気になっちゃいけないし、自分の世界がすべてだなんて思ってちゃぁ、いろんなものを見過ごしてしまうでしょう。
そのことが今日はよくわかってよかった。
あとね、ここでは洗濯も手で洗っています。
便利なものがない代わりに時間がありますからね。
日中のスカッとしかお天気の中、洗濯物も気持ちよさそうでした。