明日もいつも通り朝の5時からオンラインレッスンなので、10時には布団に入ったのですが…。
寝られない。
少し昼寝したからか、コーヒー飲んだからか…。
私の頭の中のアイディアがうごめいているからか…。
いっそのこと、頭がビンビンなので、起き上がってブログを書くことにしました。
今日、一人の男の子が母親と家に来ました。
私が一括して購入したケータイ電話の一回目の支払いをしに来たのです。
(これまでは、ずっと貸し出しケータイを使ってもらっていたのですが、次の奨学生候補者の選考があるため返却してほしいとお願いし、自分自身のケータイ電話を買ってもらったのです)
以前、お父さんとお話した時に、ケータイ電話代は毎月いくらくらい払えそうかときいたら、Q50~Q100(900円~1800円ほど)だと言われました。
Q970したケータイ電話代を支払いきるには、もし月Q50だと1年以上かかります。
個人的にはそれでもかまわないのですが、1年先にはきっと別の出費もあるだろうから、早くこの縛りから解放してもらいたいと思っています。
そんな中、今日持っているお金を振り絞ってQ150 持ってきてくれました。私は約束通りの日にこれだけお金をしっかりと持ってきてくれた家族に信頼感がわきました。
それと同時に、まだまだ道のりは長いなぁと思ってしまい、そんな重荷を負わせてしまったのは自分だろうか…と無理をさせているようで、少し心苦しくなりました。
彼らがかえってからそんなことを考えていると、ひとつのことをひらめいて、10秒後には勢いで男の子にメッセージを送ってしまいました。
「ねぇ、君のギターと歌唱力を使って、オンラインコンサートやってみない?そうしたら、ケータイ代の足しになるかもしれない。」
彼のギターは本当に上手だし、英語プログラムで歌ったタイタニックの歌も本当に上手だった。
こんな風にひたむきに頑張る子どもに心動かされない大人はいないのでは?
そうしたら、オンラインでもコンサートをして、少しお金もいただいたら、ただの寄付ではなくちゃんと彼らは彼らの力でこのケータイ電話を手に入れたことになる。
でも、それなら他の子どもと不公平が出てしまうんじゃないか??
いっそのことどの家族にも各々が持っている技術や能力を使って、少しだけお金が稼げるような場所を提供できないだろうか。
例えば、Aちゃんちは、家族みんな刺繍ができる。
今日、ちょうどTシャツに刺繍を頼みに行ったから、注文してくれた日本人の方にいただくお金を丸ごとその家族に渡してしまえば、この家族もケータイ代の足しになるだろう。
残る、Gくんはどうしようか。
彼は、歌はだめだ・・・。
ものづくりもやっていない。
でも、この前お父さんが私を連れて行ってくれた登山ツアーは最高だった!
それなら、日本人の人を誘ってもう一度ツアーしてもらって、そのツアー代として少しカンパ金をいただき、この家族に渡したら身を削りながらお金を捻出しなくてもケータイ代が払えるんじゃないだろうか??
そんなことをぐるぐる眠れない夜のベッドの中で考えていたら、誰かにこのアイディアを聞いてほしくなって、深夜0時にこのブログを書いています。
今回新たにケータイ電話を購入した3名の次期奨学生の家庭は、本当に質素な暮らしをしているまじめな家族たち。
お酒ものまず、まじめに働き、それでも十分なお金が稼げない。
でも、一人一人と向き合えば、彼らの生命力や持っている力の輝きを感じる。
きっとその姿は日本人にとっては、尊いものとして映ると思うんだ。
それをこのネット社会を味方につけて、彼らの魅力を発信しながら、ケータイ代の資金を集めたい!
与えるだけでは、いつまでもこちらが上にいるような存在に見られてしまう。
彼ら自身にだって力はあるのだから、それが光り輝くようなステージを
私は黒子となって作ってみたいと思ったのでした。
また一つ、小さな夢ができました。