仕事が決まりました。それから少し遺言を。

お金がないことで、どうしても現実を見てしまい、未来へのイメージが膨らまない日々が続いていました。

そんな状況を脱するために、やっぱり外で仕事をしたい!

そして、やっぱりお金が必要!

ってことで、プチ就活しておりました。

 

そうして、先日今年度非常勤として働かせていただける学校が決まりました。

こちらの特殊な事情を受け入れてくださり、夏休みをつかってグアテマラへ行きたいということも理解してくださり、ようやく今年度の活動イメージが具体的になってきました。

 

仕事が見つかったという心の安定感は、やっぱり大きいです。

欲張りかもしれないけれど、私はグアテマラのことだけではなく、日本の学校現場とも生でつながっていたいし、いつの日か完全復帰するために教師としての自分の力も伸ばしていきたい。

そんな願いを持っているので、今年度こうして自分がまた現場で少しでも貢献できる場所が与えられたことはとてもうれしく思います。

 

そういうわけで、少しは安定した収入が得られそうなので、車は売らないことにしました。

また、生命保険を解約しようと思っていましたが、やっぱり続けようと思います。

それは、なぜかというと、もし私が死んだら、その保険金を使って私がはじめたグアテマラの事業をそのお金で継続させてほしいからです。

今年は、私が行ってきた活動を法人格として再スタートする年になります。

今までは、やるもやらぬも自分次第。

やめたくなったらやめられる状況でした。

でも、今回団体として仲間ができ、グアテマラでは奨学生として資金のサポートを受けながら勉強している子がいます。

将来的には、私なしですべてがまわる仕組みにしたいのですが、やっぱり数年間は私にしかできない役目というのがあると思っていて、万が一私が今なにかで突然死んだら、このプロジェクトってどうなるんだろう?と想像できません。

これだけ周りを巻き込み、人の人生にかかわる活動をはじめたのですから、最後自分が死んだくらいでこの活動が終わってしまっては困るわけです。

今、自分の周りには素晴らしすぎる仲間がいて、かわいい子どもたちがいて、夢いっぱいの建物もあります。始めたからには、最後の責任は自分が背負いたい。でも、もし志半ばで自分の命が終わりを迎えたら、ほかの方にこの活動を引き継いでいただき、せめて今受け持っている子どもたちだけは、中学卒業、もしくは高校卒業までサポートできるようにしてもらいたいです。

ですから、元気なうちに今私の思いをここに記しておきたいと思います。

もしあと数年で私がこの世を去ることがあったとしたら、親は悲しむだろうけれど、自分には兄弟がいるので、きっと私一人がいなくなったところで、お金に苦しむことはないのではないかと思います。今、私は夫も子供もいないし、自分が金銭的に支えるべき家族はいません。

それなら、保険金を何に使ってほしいかというと、私がはじめたこのグアテマラの奨学金事業にそのお金に回してほしいです。具体的には、現地で働く人たちの給料、日本とグアテマラの架け橋をしてくれる連絡役や通訳さんを雇うお金。

それで、もし資金が残ったら、グアテマラにある夢の家のさらなる改修工事に充てて、アルマンドさんの夢のひとつであるアートスクールの中で使われる楽器を買ってほしいです。ピアノがいいかな。ちなみに家の所有権ですが、私の家族があの家を管理できない場合は、良き心をもったグアテマラ人に譲渡してください。きっと現地協力者のロサに渡しておけば、きっと社会の良きもののために使ってくれるはずです。

 

後世に魂が宿る生き方をしたい。

 

今はそれだけのために、一般常識から考えたら決して得にはならないことに時間とお金とつぎ込んでいます。

いろいろと「やるやる」と言っているのに、途中で死んじゃうようなことがあったら、自分で言ったことを守れなくなってしまうので、今日はこうして先に少しだけ遺言を書いておきました。

 

生きているうちは、自分のミッションを忘れずに、日々限りある命を燃やしていきたいと思います。

そうは思えない日も多くはありますが、そう思っていることは自分の中の真実のひとつなので、こうして書き残しておくことが自分にとっても原点に立ち返るために必要なことだと思いました。

 

今の私のこの志が未来で何倍にも花を咲かせ、社会を明るくする光となってくれることを信じて、今日も目の前の人に全力になりたいです。

 

今日は、かなりまじめなブログになりました。
書きながら、なぜか涙が出てきました。
読んでくださり、どうもありがとうございました。