本・映画

『なぜ君は総理大臣になれないのか』

とあるところで紹介されていたドキュメンタリー映画に妙に興味を持ち、どうしても見たくなったので、Amazon Primeでレンタル購入し、さっそく見てみた映画

『なぜ君は総理大臣になれないのか』

小川淳也という政治家の20年間弱を追ったドキュメンタリー。

32歳にして政治家を志し、すべてをささげて尽くしてきた人。

32歳といえば、今の自分のほぼ同じということもあり、この年で自分の身をなげうってこの日本という国を本気で変えるために行動した人の生き様からはいろいろと感じることがありました。

彼の純粋でまっすぐな気持ちが伝わる演説や
そんなまじめな人がすり減っていく様子とか、
いろんなところで心が動かされて、
何度か涙してしまった。

 

なんとなく自分とは遠い世界と思ってしまう「政治」。

でも、この政治の在り方が今の日本をつくっているのだということや、

こんな風にして私たちの未来のために闘ってきた人がいたということ、

そして、今の社会では「誠実さ」が「権力」に勝てない構造になっているということ、

正義感のある人が、つぶれていくこの社会の生々しさを感じさせる一本でした。

 

そして、彼が2014年に書いた本

『日本改革原案~2050年 成熟国家への道~』

も今読んでいるのですが、この一冊からも彼がうわべだけではなく、本気でこの国を立て直そうと考えていることがわかります。

年金が、

税金が、

少子高齢化が…

などとやかく言うのは簡単。

政府に文句言うのも誰だってできる。

でも、本気でどうしたら未来は明るいのか、ちゃんと考えている人ってどれだけいるんだろう?

私だって、このたいしたことない脳みそではわからない。だから、思考停止でした。

でも、この一冊には非常に具体的な話が載っている。

それは、空想話ではなくちゃんと理論で、数字で、仕組みを説明してくれている。

この本の中にある、彼の構想の一つに

「すべての子どもに対して国費で一年間海外留学をする機会を提供」

というものがある。

ものすごくわくわくした。

最高じゃないか。この島国で生きている日本人にとって、本当の意味で国際人となるにはやっぱり外の世界に生の体験で触れる必要があると私も思う。そうすることで、より日本が見えてくるし、愛国心もわいてくる。

こんなこと、できるのか?

と思うけれど、お金の計算上も実現可能なストーリーがのっている。

しかも、対象年齢は中学生からというのもいいな。

私だったら、絶対に行きたいと思う。

 

こういう政治家の思いの詰まった一冊を読むと、ここまでこの国のために日々闘っている人がいるということに頭が下がる。

でも、こういう人が上へ登れない社会を作っているのは、だれなんだろう。

私たちなのではないかという気がしてきた。

これからは、もっと私も政治に関して自分の意見を持てるようになりたいと思う。

 

こういう人が日本のリーダーになったら、もっとわくわくしそうだ。

私も、この国のためにささやかだけど、力を尽くしたいとより思わされた一本、そして一冊でした。