本・映画

信ずるということ

最近、どうも自信がない。

なんというか、前向きになれないことが多く、この先のビジョンについても考えているけれども、自分の器の小ささや将来のことを考えていると、わくわくよりも不安が勝ってしまう。

そういうときは、すごく孤独でどうして私はもっと平凡な人生を歩むことができなかったんだろうか…。

どうしていつも普通のルートからはみ出して、あえて危険な道を選んでしまうのか。

すべてその時の自分が精いっぱい出した答えの積み重ねが今の私であるのだから、ここまで来た道にうそはない。

だから、後悔はないのだけれど、

未来に対して自信がなくなると、過去のいろんなシーンを思い出しては、

「あの時、こっちの道に進んでいたら、今頃どうしているんだろう。」

なんて、生産性のないことを考えるループにはまりそうになる。

自信がないというのは、つまり「自分を信じることができない状態」のこと。

 

そういうときの救いは、読書である。

私が愛してやまない一冊

『生くる』 執行草舟著

私は、基本的には本は一回読んだらあまり読み返さないタイプであるが、この本だけは何度読んでも毎回初めて読むかのような衝撃を受ける。

研ぎ澄まされた言葉たちが真実を紡ぎだして、私の心にぐざぐざと深い世界を届けてくれる。

今日は、「信ずることについて」という章を読んだ。

今の私に必要なメッセージであった。

信ずるとは、信ずる自己を信ずることをいう。

 

そんなタイトルがついていた。

 

この章を読み、私はすべてのことを疑いの目で見ている自分に気がついた。

自分の未来も、過去も、今も、他人も、

私は、疑いの目で見ていた。

だから、楽しくない。うれしくない。

怖い、不安、孤独。

 

疑えば、すべての物事は色あせてダークに見えるし、実際にそうなっていく。

でも、信ずる心で生きることができれば、というか、そのように生きると覚悟すれば

世界は、希望でしかない。

 

何度も読んだことがあるはずなのに、今日また私は新たな教訓を教えてもらった気がする。

この教訓を胸に刻みたくて、朗読した。

前半部分だけだが、もし今私みたいに不安が自分の命を覆ってしまっている人がいたら、聞いてみてください。


 

最近、ボックスボニーちゃんが私の近くをうろつくようになりました。(餌付け効果)
なかなか触らせてはくれませんがね。

 

「信じることは生きる源、信じることは生きる、みなもと~」

高校生の時に「信じる」という合唱曲を歌ったなぁ。

あの歌は、好きだったなぁ。