思い出話

BK時代、入学編

高校時代。

 
人は、花の女子高生をJKと呼ぶが、私の高校3年間は、バスケットBKで95%を占められている。
 
 
今日はそんなBK時代に至るまでの道のりについて思い出してみよう。
 
 
公立の高校へ進学し、ごくごく平凡な道を歩むはずだった、高校生活。
しかし、ある何気ない1日が私の選択を180度変えてしまった。
 
お父さんの幼馴染の近所のおじさんが、
「今週娘のバスケの試合見に行くけど、よかったら一緒に行くかい?」
 
と誘ってくださった。
 
その娘さんは、中学の時からバスケットが上手で、高校でも県大会で勝負するような強い部でバリバリとバスケをやっていた。
 
 
私は、ひまだし、まぁ行ってみるかーと軽いノリでついて行った。
 
 
そして、
 
 
その日、
 
 
 
私は、恋に落ちた。
 
 
 
 
 
その娘さんがプレーするチームのバスケットに。
 
 
選手たちの本気の表情。
必死でボールを追いかける姿。
ベンチとコートの一体感。
そして、何よりめっちゃかっこいいプレイの数々。
目には見えない何かが、とてつもなくキラキラしていた。
 
 
この日みたこの一試合は、私の心をわしづかんだ。
 
 
 
 
「私も、ここでバスケットがしたい…」
 
 
 
冷静に考えれば、バカげた考えだったかもしれない。
 
なぜなら、中学では市内で一勝もできなかった部活に所属していた私が県レベルで闘う部でバスケがしたいだなんて。
 
 
でも、当時はそんなことはどうでもよかった。
 
とにかく、あそこでバスケがしたい!
 
 
もう、それしか頭になかった。
 
 
親は反対こそはしなかったけれど、(何考えているんだ?)と心では思ったであろう。
「バスケで食べていけるわけじゃないんだよ?本当にいいの??」
という確認はされた気がする。
 
 
その時は、高校の先のことはどうでもよかった。
それより、今やりたいことをやりたい!
 
というわけで、この事件を通して、一気に進路変更!
 
 
 
この3年間は、すべてを愛するバスケットに捧げる。
 
そう覚悟を決めた私は、入学式の前日、美容院へ行き、
 
「3センチにしてください!」
 
と注文。
 
 
見事、猿みたいになった私。
 
 
これは、自分に対して「やってやる」という宣戦布告の意思表明であった。
 
 
 
 
こうして、高校一年生、4月。
 
清楚なイメージをもつ私立女子高校の門を、スカートひざ下10センチ、三つ折りソックスにローファー、3センチの髪の毛でくぐり、BK時代の幕開けをしたのであった…。
 
 
続く。
 
 
 
ここから思うことは、
 
私は一度心に火がつくと、もう誰も止められない人間。
まわりを見ず、突き進む人間。
やることが、極端。
 
そんな性質を発見!
 
 
 
 
 
 
ちなみに、女子高生が髪の毛を3センチにすると…
 
-電車で注目される
-女子トイレで二度見される
-女子からモテる
-リンス&ドライヤーがいらなくなる
 
という現象がおこります!
 
 
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人生で一番モテたなー。