2017年ですか。
数字を見るだけで、21世紀になってもうこんなに時がたつのかと、毎年びっくりします。
しかし、こうして今年も生かされて新たな一年の幕開けができることは何よりも感謝なことですね。
昨年は、今までに経験したことのない喜び、そして悲しみも、いろんなことを心で感じた一年でした。
今年も、今からでは想像できないようないろんな経験、感情、学びに出会うんでしょうね。
その都度、自分に素直に、純粋な心で、世界をとらえて、自分の道を切り開いていきたいと思います。
今年もどうぞよろしくお願いします。
元旦、3週間ぶりに任地に帰ってきました。
民族衣装、ツトゥヒル語、湖、火山、トルティーヤ、フリホーレス、タマル…。
あぁ~、帰ってきたなぁ。
トイレットペーパーが設置されていないトイレ、6台中1台しか水が出ない洗面器、予定を立てても立てても、日々予定がころころ変わるので、結局なにも予定が立たない仕事、どうも話がかみ合わない同僚…。
うんうん、帰って来たわ~。
みなさんは、新年、気持ちを新たにスタートされましたか。
私は…。
実は、新年早々かなり気持ちが落ちていました。
ここから始まる活動への不安、今後こんな私の力で何かの力になるのか、ここの人たちとうまくやれるか…
などなど、もうグアテマラに来て半年がたち、生活にも慣れていよいよここからっていう時期のはずなんですけど、なぜか新年私はかなり弱気になってしまいました。
なんでなんだろう?
実は、任地に帰って来た時に一瞬、思ってしまったんですね。
「日本に帰りたいな。」
って。
今まで、こんな風に思わなかったけれど、私は新年早々そんな思いを抱いてしまった。
そんな感情を抱いた自分を分析してみたんですか、これはきっとハネムーンは終わったことを意味するんだと思います。
初めは、見るものすべてが珍しく、出会う人すべてが魅力的、自分もまわりからちやほやされる。
そんな新しい環境でふわふわして、恋い焦がれていた自分。
もともと私の性格は熱しやすく冷めやすい。
男性とお付き合いさせてもらってもすぐ自分の感情が冷めてしまうので、そのうち誰かと付き合うことからも避けてきた自分。笑
そう、でも、これは私だけでなくてどのカップルでも、ハネムーン時代が終わったら、いろいろと感情の変化もあるのでしょう。
そこで、相手の嫌なところばかりに目がいく自分なのか、それともこの人を生涯愛していくという自分の意思で行動するのか、そこが分かれ道なのかなぁと思います。
私の好きな哲学者エーリックフロムの「愛は、感情ではなく、意思である。」って言葉はずっと私の心に残っています。
2年間、日本には帰えらず、ここで自分と向き合い、自分を磨くと決めてきた私ですが、それでもちょっと帰りたいなと思ってしまったのは、今がちょうどこの2年間の岐路にたっているというサインなのかもしれません。
感情だけで言えば、帰りたい、日本のみんなに会いたい、ここで直面する文化の違いにも心が若干疲れている。
でも、そういう状況だからこそ、私がどこまで自分の意思でここの人たちを愛して、ここの文化を愛して、ここでどう生きていくのか試されるのかもしれない。
そういえば、旅行中友達といろんなテーマについて話し合ったんですけど、そのうちの一つが「結婚生活」。
その時、友達は私の熱しやすく冷めやすい性格、そして自分に嘘がつけないところも知っているので、「サキは離婚しそう。」と言われた。笑
いや、私もね、彼女の言うことにかなり納得してしまった。納得したけれど、それはできればごめんです。
だから、これは花嫁修業でもあるんじゃ!という思いで、私はここで生きていくと、もう一度意思を固めつつあるところです。
しかし、なかなか自分の気持ちっていうものはコントロールできないもので、毎朝ベッドから起き上がるのを拒否する日々。「仕事にいきたくないよ~」モード。
継続してやっていくぞと決めたことも、さぼりがちの日々。
こんな、新年の始まりで、ちょっと情けないんですが、これが正直なところです。
しかし、こういう時期だからこそ感じる人の優しさがあったり、向き合わなければいけないところと向き合うチャンスになっています。
そこから、また新たな扉が開かれていく気がしている。
はっきり言って、未来のことはさっぱりわからない。
どんな未来が待っているのか、まったく想像できない。
でも、だからこそなんでも描けてしまうのかもしれない。
そんな風に考えてみると、また一歩前を向いて歩みだせた気がします。
こんな感じで、2017年も、私なりの自分らしい花を咲かせていきたいと思います。
気ままなブログになると思いますが、今年もどうぞよろしくお願いします。
こんな移動手段で学校訪問。