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表敬訪問&学校訪問

今日は市の表敬訪問へ行ってまいりました!
副市長さん、教育委員長さんに激励の言葉をかけていただく中で、自分は国の代表として、日本を背負って海外へ行くんだという気になってきました。写真はブログ掲載の許可をいただいたので、アップしてみました。

応援してくださっている方が、たくさんいます。
2年後、そんな方々にしっかりとあいさつができるように、頑張ろうという気にますますなってきました。

そして、そのあとはお世話になった中学校へ!
正門を入った瞬間に、音楽室から校歌の練習が聞こえてきて、あぁ~帰ってきたなぁという気がしました。

たった3か月しかたっていないのに、会う人会う人が懐かしく思われ、ひとりひとりにお会いすることができて本当によかったです。

中でも、心に残っているのが、部活動の子たち。

私とは大していい思い出がなかったんじゃないかなと思われる子たちでも、私を見た瞬間に満面の笑みを見せてくれて、会えてうれしい!と言ってくれ、愛を感じました。

また、特別支援の子たちは、常に感情表現が素直。
そんな彼らが体いっぱい再会を喜んでくれたのも、うれしかったです。

給食から下校まで、学校に居座り、日本の中学校の生活をグアテマラで紹介するために、ビデオを撮らせていただきました。
カメラ越しに、学校生活を見る中で、きっとこの姿は向こうの人が驚くだろうなぁと思うことばかり。

日本のあたりまえは、世界のあたりまえではないし、
世界のあたりまえは、日本のあたりまえではない。

でも、そういうのって外の世界を知らない限り、一生気が付かないこと。
実は、日常の中にびっくりするくらいすごいことが隠れているし、
逆に、こうあるべきだろうという習慣が、実は世界では、大して大きな問題ではないこともあるでしょう。

そういうのを、向こうの人にも、そして日本の皆さんにも発信で来たら、お互いに視野も広くなるだろうし、その中で、本当に大切にしたいことを大切にしてもらえたらうれしいなと思います。

今日は、貴重な教材をありがとうございました!

久々に、学校の空気をすって、時間に追われるバタバタ感、やること多くて生徒も先生もいっぱいいっぱいだ~っていう感じはあったのですが、それでもやっぱり学校は楽しい!って思いました。

給食中のくだらない話、
友達と会話しているときのまぶしい笑顔、
床ぶきする真剣な顔、
ビデオを前に恥ずかしがる顔、
クラスみんなで笑う帰りの会…

どんなに大変な仕事でも、みなさん続けていられるのは、こういう子どもたちに日々心が動かされているからなんだなと思いました。
やっぱり教師は最高の職業ですね。

見させてもらった授業の中で、ちょっと変わった授業もありました。
理科の授業で、学習内容を自分たちで考え、何を追求したいのか、実験方法まで自分たちで考え、クラスで決定していくという…。
テスト前だというのに、こんなに自由にやっている授業はなかなか見られない(笑)

その先生曰く、この一時間で子どもに学んでほしかったのは
「自己決定力」
なんだそうです。

子どもたちは、一時間必死に考えていました。
そして、最後にはそれぞれのグループが発表した案の中で、次回の授業で行う内容をクラスとして一つ選び、決定しました。

子どもたちは、先生から言われてやることよりも、自分たちでやる授業のほうが楽しいんだと言っていました。
もし私だったら、ここまで授業内容を子どもに任せる勇気とその力を信じる忍耐力はないなぁと思ってしまいますが、この続きはいったいどうなるのか、非常に興味がわきました。

こういう授業は、数値で成果が測りにくいと思いますが、子どもたちが自分の未来を切り開いていく上では、非常に大きな力を身に着けていくものではないかと思います。

今の時代、特になにも考えなくても、生きていくだけならばなにも困らず生きていける。

中学校でも成績はいいほうがいい、頭のいい高校へ行ったほうがいい、など特に自分の夢や目標がなくても、なんとなく社会や親が求めているレールがあるから、真剣にやりたいことを考えなくても日々過ぎていですよね。

でも、そういう日々を送っていると、もしそういうレールがなかったら、まわりからなにか言われなかったら、何をしたらいいのか、何がしたいのか、全然心の声が聞こえなくなっていくんじゃないかなと思います。

大人になってせっかく知識も経験も蓄えたのに、心からやりたいと思うことが見つからない。
それは、もったいないなぁと思います。

ですから、あわただしい日々の中で一度足を止めて、なんで勉強するのか?自分はなにがしたいのか?って、問いかけていくチャンスがあってもいいんじゃないかなって思います。

まわりからは、不評のようですが、そんなチャンスを子どもたちに提供しているその授業は、私は長い目で見たらとても意義のあることだと思いました。

ほかにも感じたことはいっぱいありますが、ここでは書ききれません!

帰り道、卒業生に会うことができました。

彼女ができたS君をうらやましがるM君。

あいかわらずかわいいやつらです!