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自分への違和感

一週間、私がいた任地サンティアゴアティトランでせかせかと動いている。

 

ずっと頭で「なにかしたいなぁ」といって行動できなかったくせに、この一週間で選択と決断の繰り返しをしていて、自分の人生が確実に変化している感覚がある。

 

 

そもそもどうして、またグアテマラへ来たのか。

 

なんで、こんなことをしようとしているのか。

 

 

それは、自分の中にある違和感と真っ向から向き合いたいと思ったからなんだと思う。

 

日本に帰ってきて、初めて念願の小学校の担任をやらせてもらえた。

 

小学2年生のかわいい子どもたち。

 

彼らの瞳は、本当にきれいで、よくもわるくも素直なところは、本当に愛らしかった。

 

彼らを見ていると、

「この子たち、将来なんだってできる!」

 

と、彼らの将来を考えると、夢が膨らんでわくわくした。

 

とにかく子どものもつパワーというのはすごいなぁと、まじまじと感じる日々だった。

 

だから、彼らには夢をもってほしいと思ったし、自分の中にものすごい可能性がつまっていうということを伝えたかった。

 

だから、

 

「どんな夢でもでっかくもて!」

 

そういう思いで関わっていた。

 

でも、いつもそう思うたびに自分の中に違和感が生まれた。

 

(そういう私は、でっかい夢をもって、それにむかって、闘っているのか?)

 

と。

 

私自身は、そういうメッセージを自分の背中で語れているのか?

 

目の前のめんどくさいことに文句ばかり言って、社会に愚痴を言う大人の一人。

 

子どもに「夢をもて!」と言う大人が、本当に夢をもっているのだろうか??

 

そう考えると、自分の言動がとても安っぽく思えた。

 

結局は、表面上の言葉になってしまっているじゃないか。

 

そんな中途半端な言い方で、子どもにそのメッセージが伝わるはずがない。

 

子どもにごまかしはきかない。

 

 

だから、思った。

 

自分の口は、真実を語る口でありたいと。

 

一つ一つの言葉に、ちゃんと自分の思いを込められる教師でありたいと思った。

 

だから、決めた。

 

今度こそ、行動に移すと。

 

今、せかせかとこっちで走り回っているけれど、私の背中を動かしてくれたのは、日本の子どもの瞳なのかもしれない。

 

ちゃんと、日本に恩返ししたい。

 

帰国したら、また小学校の先生をやるチャンスを与えられている。

 

今度は、前よりもちょっとは自分の本当の心で語れるかもしれない。

 

「夢をもて!」

7月に4ヶ月担任させてもらった子どもたちからいくつかお別れのときにプレゼントをもらいました。

私がもっているよりもグアテマラの子どもがもっていた方がきっとモノも喜ぶだろうと思ってこっちにもってきました。

早速日本語の生徒リセやそのいとこにあげたらとーーーっても喜んでくれました。

なんだこれー?

と興味深々。

とある子からもらった、お湯につけると色がかわる消しゴム。

それを説明すると、すぐさまお湯を持ってきて、実験。

本当に色が変わってめちゃくちゃ驚いてくれました!

こうして、日本の子どもたちがくれた小物たちは、グアテマラの子の宝箱にしまわれることになりました。

2年4組のみなさーん!

ありがとう!!