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職人セニョ、負ける気がしない。

こんにちは!

少しご無沙汰になってしまいましたが、セニョリータは今日も元気に活動中です。

 

最近ブログを書く時間がとれなかったのは、とにかくもう毎日がめまぐるしくて。

忙しいっていうとマイナスに聞こえるので、充実しているって言ったらいいのでしょうか。

 

一分一秒、やることが耐えなくて一日を終えることにはブログを書く時間と体力が残っていないという日々でした。

 

最近の私は、ひたすらに活動のことを考えています。

朝起きてから夜寝るまで、目の前の活動、この先の活動についてひたすらに知恵と知識と体力をフル活用しています。

そうしていると、不思議と悩むことが減った気がします。

悩んでいる暇がないから。

そんなこんなでがむしゃらに生きている毎日です。

 

今、日本の学校は3学期ですね。

一年の締めくくりに向けて、最後のラストスパートをかけることでしょうか。

一方、ここグアテマラは、今がスタートダッシュのとき。

そういうわけで、何事も初めはひと踏ん張りが必要な時なので、今はちょっと力を注がねばならない勝負ところがたくさんあるのです。

頭の中には、やりたいこと、かなえたいこと、夢はいっぱいなのですが、体と時間と能力がまだまだ追いついていないところ。

そこを気合でカバー中。

 

そのひとつがこちら。

 

 

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黒板の使い方の研修会のために、タイトルカードを作成。

 

こちらの先生は、板書の際、びっくりするくらい無計画に使うので、子どもの学びを整理する、まとめる、説明する、共有するという機能はほぼなしておりません。

 

そこで、他の任地のボランティアの方は、黒板の使い方の研修をやられていまして、私自身も授業を目に見える形で授業を改善していく一つの手段として、この黒板の使い方の研修会を行うのはとても効果的だと思い、今週はこのテーマで研修会を開いています。

 

そこで、すぐ実践にとりかかりやすいよう、このタイトルカードを先生へプレゼントできるようにと思って、昨日パイロット校14人の先生分のカードを作りました。

 

マスキングテープで取り外しが何度もできるように、裏にセロハンテープを張り付けた。

日本なら機会がが、しゅるしゅる~ってやってくれるラミネートを手作業でこつこつと。

日本って、ほんっとなんでも便利だったんだな~。

と考えながら…

 

午後3時にとりかかり、

 

 

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気付いたら夜10時!!!

 

 

食事の時間などを引いても、6時間はやっていたということ!?

 

びっくり!

 

 

 

そして迎えた今日の研修会、プチトラブルがあり時間が無くなっちゃって、伝えたいこと伝えきれず、中途半端で終わってしまった。反省。

 

 

 

でも、このカードへの食いつきは予想通りやっぱりよく、校長先生も、「明日からみんなこれで授業させるわ!」と意気込んでいました。

 

あの6時間からこの先の授業への変化が生まれたらうれしいな。

 

 

しかし、パイロット校はまだあと4校ある…。

 

そこで、今日は昨日よりもっと効率よく大量生産する術は?

と考えいろいろ工夫して製作してみたところ、

 

36人分、

 

4時間!

 

だいぶ、生産効率上がった。

 

 

 

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今、世界セロハンテープ裏張り選手権があったら、私は世界チャンピョンになれる自信がある。

最後の方は、職人技のように、美しく、かつ正確、そして無駄をださないあざやかなセロハンテープさばき。ふっふっふ。

 

10時間この作業に献身した私。誰にも負ける気がしない。笑

 

しかし、それでもあと15人分足りないので、明日も職人の技には磨きがかかりそうです。

 

 

 

最近、先生たちとの活動、事務作業などが多かったので、今日今年初めて授業観察をしました。

 

わかっていたはずなのですが、やっぱり授業を目の前ににして、子どもの学習の様子を生で見ると、ここの算数教育が伸びないのは、根深い理由がいろいろとあるなぁと感じました。

 

いろんな要素がまじりあっているので、単純な話ではないのですが、やはり気になるのは教師の姿勢。

 

自分が理解をしていない内容を、わからないまま教えて、子どもはそれを飲み込んで、ちんぷんかんぷんになって…。

ここの子は、「わからない」と言わない。

だから、先生がちょっと変なこと言っていても、みんな疑問に思わないんですね。

わからないことを人に聞くということもしないので、わからないまま固まって、授業が終了。

 

しかも、それは3年生の授業なのですが、1年生の学習内容の復習なので、授業内容は1年生の内容。

単純な足し算ができない3年生、そして教師までもそこつまずいてしまうのかぁ、と思うとやっぱりその事実を受け止めるのに、ちょっとエネルギーを使ってしまう。

そして、教師が小学低学年の教科書内容を理解できていないことへの焦りも全く見られない姿勢を見ると、ちょっと心がぐらつきそうになります。

 

でも、それこそ私がここにいる理由。

やっぱり頭の中は、この状況をどう改善できるか、

どうしたら、この先、ここの子どもたちの明るい未来につながるのか、

そればっかり考えています。

 

 

私の活動はミジンコレベルだけど、力の限り、やろうじゃないか。

そのなかで自分も鍛えられて、もっとパワーアップしたセニョリータになって帰国し、日本の社会のエネルギーになる。

 

 

 

そんなモチベーションでもがきつつ今日も生きております!

 

 

 

 

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今日の学校から見えた景色。

 
 
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春の訪れを知らせる紫の花が町の中心に咲いています。
 

 
明日は、嫌われている学校の先生との「仲直りの会」の日。
どうなるかな。
私の素直な気持ちが伝わりますように。