心と会話

本音言ったら涙でました

今日の午前中は、JICA基金活用事業で私たちのプロジェクトの伴走をしてくださっている方との相談会がありました。

2時間ほど時間を使って、じっくりとここまでの私たちの学習塾に関する成果と今後の課題について聞いていただきました。

今年は、JICA基金の100万円を使わさせていただいて、現地の学習塾の開校を実現させることができ、私たちとしてはとても大きな一歩を踏み出すことができた年になりました。

ただ、私自身4か月間、とにかく駆け抜けた日々で、最後は精神的に結構しんどかったのも事実です。

そんな精神状態のまま帰国し、息をつく間もないまま常勤での教員生活がスタート。

日々を生きることに必死で、先の計画を立てたり、計画してきたことを実行できなかったり、私という人的資源のキャパが足りないことで、やりたいことがやれない日々でした。

そこには、自分が目指す理想と自分がもっている器の大きさのギャップが苦しくって、でも、何もやる気になれなくって、私が先頭に立ってやっているプロジェクトなのに、逃げようとしている自分がいて…。

「疲れてしまったんです…。」

「もう、これ以上できる気がしないんです。自信がないのです。怖いんです。」

そんな本音をぽつりぽつりと吐き出してしまったら、もうなんだか涙が出てきてしまって…。

こんな歳になっても、泣いちゃう自分って…。

でも、そんな涙を受け止めて励ましてくれる人がいるってことは、私のまわりには優しい人がたくさんいるってことなんだろうな。

伴走者の松浦さんから言われた言葉

「今の活動を維持するだけでもいいと思いますよ。」

私が苦しくなるのは、頭の中に広がる「あれやりたいこれやりたい」が叶えられる自分の体力や情熱が今はないことです。

本当はもっとやりたい、やれる未来が見えるのに、やれない自分がいることが悔しくて情けなくて。

でも、今はもっと高みを目指すよりも、やっていることをしっかりと継続して、維持する。

それだけでも価値があるんだと言ってもらえて少し肩の力が抜けました。

 

もっと休めと言われますが、休み方がわからなくって…。

こういう時、何か他に趣味などあればいいのかもしれませんが、自分はこのグアテマラが趣味みたいなものなので、それを私からとったら、何しようかなぁ…って感じなんですよね。

結局、私の心をいやせるのは、グアテマラの人々やあの景色。

日本の社会にいると、どうしても見えない圧を勝手に感じてしまいます。

その結果、いつも苦しくなる。自分を責め始める。

グアテマラのあのゆる~い感覚。

なんでも、笑い飛ばしてOKにしてしまう人々。

あの世界が、ここにいると、恋しくなります。

 

というわけで、今日はちょっと涙してしまった日になりました。

でも、なんだか少しすっきりした気持ちもあります。

またしばらくしたら、パワーが降ってくる予感がしています。