5日間に及ぶ謎の病にようやく打ち勝ち、本日やっと普通の一日を送ることができました。
ただ、体力が落ちていて、素早く動くことができない。
家の階段が辛い…。
などなど問題はありますが、再び健康を取り戻すことができてよかった。健康ありがとう!
さて、かなり過去にタイムスリップしますが、5月12日に次期奨学生選考のための選考会がスタートしました。
前日に、もともと使おうとしていた会場が使えなくなるという情報が入り(グアテマラではこんなことばかりなので、もはやそこまで驚かなかったけれども)、急いで別の場所を探すことになり、結局ある教会の建物の一室を貸してもらうことになりました。
当日、22名中20名、時間より前に来て(2名は、1時間前に?!)素晴らしい態度でした。
一番最後に来た子だけ、机がなかったのですが、こういう時に何も文句を言わず、ただただ状況を受け入れられるのが、グアテマラの人たちのいいところ。ごめんよ。
バネッサが上手に指示を出してくれて、大きな問題もなくスムーズに1時間程度で算数とスペイン語の作文の試験を行いました。
1時間後に会場を間違えたといってきた男の子2名。
やれやれと思ったら…。
この二人、算数の計算がめっちゃくちゃ早くてびっくり。
そのうち一人は計算スピードはナンバー1でした。
面白い子たちが最後に来たなぁと思いました。
最後に、バネッサがこれまた上手に子どもたちにねぎらいの言葉を送ってくれました。
「みんな、今日は本当によくがんばったね。結果は、来週の月曜日に報告しますね。でも、自分の結果がふるわなかったからと言って、自分を駄目だと思ってはいけないわよ。みんなとってもよくやった。まだちょっと伸びしろがあったってことだからね。」
バネッサの言葉は、本当にいつも優しが入っていて、聞いていると安心感が生まれます。
本当に心強い味方です。
そして、その日のうちに採点をしました。
私としては、算数は思ったよりもできていたという印象です。
今回追加した小数の問題や、分数の問題を解けた子どもがいたことには驚きました。
ただ、やっぱり小6でも1桁動詞の引き算が怪しかったり、かけ算が覚えられていなかったりする子はいました。
こちらが驚いたのは、スペイン語での作文。
あまりの誤字の多さにびっくりしました。
話している分には気が付かないのですが、文字にしてみると間違いのオンパレードで、解読するのが大変でした。
確かに、ここの子どもたちにとっては、スペイン語は公用語であれども彼らの母語ではない子がほとんどです。
家庭では、マヤの言語、ツトゥヒル語で生活しているので、スペイン語だってまだまだ完ぺきではないのです。
それにしても、学校の先生はこのような間違えを指摘しないのだろうか…。
コロナ禍であったことは理解するが、それにしてももう少し指導できるのではないだろうかと感じました。
今回は英語を教える対象の子どもたちですが、今後この村に必要な教育を考えるうえで、今回の結果は貴重なものでした。
さて、22名中15名の子どもの選び、バネッサに各家庭に連絡してもらい、家庭訪問のアポとり。
次回は、家庭訪問についてご報告します。