今も、自分にはわからなくなる。
心に感謝の念を抱いた時、自分は何をもってお返しができるのか。
「ありがとうございます」
とどれだけ言ったって、いただいたものを返せるわけではない。
では、どうしたらよいのか。
その人のためにでできることをしたいと思うが,自分には対して他人に向けてできることもない気がする。
自分にできることって、なんなのだろうか。
一生懸命に生きること。
そんな答えも浮かびそうだが、
「一生懸命」って,とても曖昧な言葉だ。
そもそも自分で一生懸命やっていますと言ってしまったら、もうそこで人としての深みは出ない。
目の前の人に対して、できることを全力で。
そんなことを近年の私は心に留めてきたが、自分にはそれができなかった…
相手のことより自己防衛が先に働き、人への真心を尽くせなかったと反省する日々。
所詮自分の器というのはまだまだ浅く、小さく、ほめられたもんじゃない。
もっと私は与えられる人間になりたいのに、まだまだ自分という人間が未熟すぎて、情けないと思う。
感謝して生きるというよりも
恩に生きる
私は、まだその本当の意味をわかっていないのだろう。
ただ死ぬ前にやすべきことがまだまだたくさんあるということは、わかっている。