★ 日程
3日目 2017年12月6日(水曜日)
8:00 ~ 8:10 会場準備
8:10 ~ 8:45 模擬授業① 2年生「繰り下がりのあるひき算」
8:45 ~ 9:30 事後検討会①
9:40 ~ 10:15 模擬授業② 4年生「分数と整数の関係」
10:15 ~ 11:00 事後検討会②
11:00 ~ 11:30 休憩
11:30 ~ 12:05 模擬授業③ 5年生「平行四辺形の面積」
12:05 ~ 12:50 事後検討会③
13:00 ~ 14:00 昼食
14:00 ~ 15:30 全体会、技術顧問講評
15:30 ~ 15:45 休憩
15:45 ~ 16:45 アクションプラン作成の説明
16:45 ~ 17:00 振り返り・諸連絡
各教室に参加者15名。
授業者1名、子ども役5名、観察役9名。
ここでグアテマラの先生のすごいところは、子ども役に100%なりきるところ!
発言一つ一つが2年生の思考から出されるものだったり、友だちと遊びはじめてしまったりと、普段みる2年生での子どもの様子をそのままそっくり再現していて、本当にすごかった。笑
ブロック教材の使い方にも注目。
技術顧問の先生には、4教室同時に観察していただきました。
4年生の授業。
前日に学んだ机間指導の仕方がよく実践できていました。
5年生、「平行四辺形の面積」。子どもの自由な思考をうながす教材の使い方も議論されました。
事後検討会では、鋭い洞察力をもった先生が、教師が指導内容を理解していないことから、授業展開が明確になっていないとい点をしっかりとおさえていて、ボランティアの力なしに、とてもいい議論ができているグループもありました。
限られた時間でどのように教師は時間を使うべきかも論点になりました。
例えば、この時間では復習の時間が長すぎるという指摘がありました。復習は、既習事項を思い出す役割で、本時の目標からずれる展開になるべきではないという話でした。
限られた検討会の時間の中で、どのテーマに焦点を絞って議論するかを話し合っています。
新しい型での観察シートも、しっかりと記入ができていました。
合計3回行ったこの模擬授業、すごいと思ったところ3つ。
① 授業者の先生がとても堂々としていた。
中には、嫌々授業
者になった先生もいましたが、その先生もいざ授業をやるとなった時には、本当に堂々と一本授業をやっていました。また、相手が仮想子ども役だとしても、本当に子どもに対するような声かけをしていて、この「やりきる」態度は本当に素晴らしかった。
② 参加者の自主性がすばらしかった。
授業からの事後検討会の流れは、1日目に説明もしましたし、練習で体験もしていた参加者のみなさんでしたが、一回の模擬授業の際には、私たちボランティアが一回一回その場で次は何をするか指示していました。しかし、一回目の授業ラウンドが終了したところで、私の任地の先生が
「一つ提案があるの。2回目からの模擬授業では、ボランティアは私たちに支持しないで、私たちだけの力で会を進めてみるのはどう?そこで、もし足りないところがあったら最後に指摘してもらえればいいから。」
と言ってきました。
この提案には、びっくりするとともに参加者の意欲がすばらしくって、感動!
もちろんその案に賛成して、全体の指導もグアテマラの先生にお願いし、私たちボランティアは見守り役に徹しました。
その結果、参加者の皆さんは自分たちで会を最初から最後まで流し、(いや、むしろ私たちのつたない言葉よりも、とってもうまく会を進めていた。。)とても濃い時間を生み出してくれました。
時間がない中での、授業準備でしたが、どの先生も本当に精一杯の力でこの模擬授業を行ってくれました!!
すばらしかった!
午後
各教室での学びを他教室のメンバーと共有し合う時間。
技術顧問の先生による、指導講評。
算数教育でどのようなことを大切にしていくべきなのか、
生活に関連する指導内容の展開、体験や感動の中で学ぶ授業というものについてお話ししていただきました。
↓1㎡の中に何人の人は入るのか検証中。
研修会も、終盤にさしかかります。
この日の最後は、この研修会後、この学びを実際に各地でどのように具体化していくのかを計画していく、アクションプラン作成の説明。
そのあと、参加者は各地ごとにわかれ、どのような目標を掲げ、その目標達成に向けどのような具体的案を立てていくのか、議論しました。
ここで感じたのは、参加者の情熱。
みんな前のめりで我こそは!と意見を言い合う姿に、参加者の心についている火が目に見えるようで、私の心も熱くなりました。
本当に時間に余裕のないスケジュールで、参加者もしんどそうではありましたが、それ以上に一人一人の中に燃える情熱で会場は常のとてもいい空気が流れているように感じました。
この日に、全体写真もとりました!
さぁ、ラスト一日!!