グアテマラ小学校教育隊員9名で企画・運営してきた国内研修会を終え、この研修会を通して、大きな気づきがあったんで、聞いてもらっていいですか??
今回の研修会では、総監督役の委員長を務めました。振り返ってみると、このようになにかのグループや組織でリーダー役をやったのは、すごく久しぶりのことでした。
以前、ブログで自分の過去について書いたことがあったんですが、私は小学生まで毎年学級委員をやるタイプで、何かしらリーダー役を求められたら自ら手を挙げてきました。
でも、自分がそういう役をやることで、優等生ぶっている気がしてなんか嫌になってきたし、私が立候補することで他の人が落選してしまうことが、なんだか申し訳ない気もしたし、毎回当選してしまうことにつまらなさを感じるという自分がいました。
だから中学生になってからは、ごくごく平凡な生徒を演じ、意識的にあまり前に出ないようにしていました。
そこからかれこれ20年近くたち、今回とっても久しぶりにリーダー役をやらせてもらったわけです。
この役を通して、うまくいかなかったケースから学ぶことも本当に多くって、リーダーとしての在り方もたくさん考えるきっかけになりました。
また個性豊かな隊員一人一人の特性を信じて仕事を任せたり、事務所と隊員のパイプ役にとしてみんなの声を代表して伝えたりすること、当日のトラブルに対応することなどは、なんだかそこに何かおもしろさがあった気がします。
研修会が終わった次の日、そんなみんなが私に内緒でこっそり、「委員長お疲れ様メッセージカード」を用意してくれていて、
「みんな頑張ったけれど、さきさんは私たちをよくまとめて、引っ張ってくれて、誰よりも頑張ってくれました。本当にお疲れ様でした!」
という言葉をもらい、素直に嬉しかったです。
また、日本から来てくださった技術顧問の先生からメールで、
「全体への気遣いと、的確な指示、参加の先生方との共同活動への関わり具合、突発的な出来事に対する的確・迅速な指示示・・・本当に見事でした。
近藤さんの「経営能力の高さ」を感じさせてもらいました。
隊員一人一人秀でているものを持っていることも感じることができました。そのことを丸く収め、一つの大きな力にするという最も難しいマネジメントもまた見事でした。」
また、専門家の方にお礼のメールを送ったところ、返信の中にこんな内容をいただきました。
「咲さんは本当に人が好きなんだなぁ,いいものを作りたい気持ちを強く持って,そして人々をプラスのスパイラルに巻き込んで進まれる方なんだなぁということを感じました。」
こうやってみなさんから、労いの言葉やお褒めの言葉をいただき、それを素直に受けとめて思ったことがあります。
それは、
自分はリーダーとして生きるタイプ
であるということ。
リーダーシップをとることから避けてきた日々を、自分で覆すひらめきでした。
まだ不完全ではあるものの、私はみんなの前に立って、思いをぶつけて、それぞれの個性を生かしながらプラスの風を巻き起こす力があったんじゃないか!?
と思うようになったのです。
そのための力をすでに与えられているとするならば、それを自分で制限するにではなく、どんどん使っていくべきなんじゃないかと。
いま、30代はどうやって生きていきたいかという問いをいつも自分にしています。
この気づきは、この問いに対しても何かしらのヒントになったと思います。
この気づきを生かしながら、今後も自分らしく生きて生きたいな!
いろんな意味で、本当に濃い研修会になりました。
改めて感謝です。